洋々 - 第35回:添付資料2

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第35回:添付資料2

 今週は添付資料について詳しくお伝えします。

段ボールいっぱいに送った方が有利か?
  ビデオテープや分厚い資料を送る受験生の中に、所定の封筒に入りきらず段ボール一杯に入れて送り届ける人がいます。彼らが合格し、その体験談を見た新たな受験生の中には「段ボール一杯にして送らなければ受からない」といった不安を感じる人もいるようですが、はっきり言って添付資料は

「量より質」です。

 教授たちは送った資料全てに目を通し、1次選考を行ってくれると思っている人もいるかもしれませんが、実はそんなことありません。SFCの面接を体験したことがある人は分かると思われますが、時に添付資料に何度も書いたはずの内容を聞いてきたり、添付資料はあたかもなかったかのような質問ばかり投げてきたりすることがあります。本当は全ての書類に目を通し判断されたいのでしょうが、膨大な受験生を評価しなければならないため、ただでさえ忙しい教授たちは添付資料を隅から隅まで読んでいる暇はないのでしょう。ただ、添付資料に関する質問を実際に面接でされた人もいるし、私の場合も3人いたうちの1人の面接官だけは、添付資料の内容を理解していたような質問をおこなってくれたことから、多少なりとも合否には関わってくるものと考えています。たくさん送りたい気持ちは分かりますが、量より質を考えて本当に見てもらいたいものだけを添付、あるは見てもらえるような工夫をしましょう。

スポーツの賞状や盾の写真・コピーを添付させる必要はあるか?
  あまりないと思われます。別に活動実績に書いてあることが嘘だと疑わないだろうし、特にスポーツに限っては一芸入試ではありませんので、盾や賞状の写真を見て「うぉ~」と教授がなることはあまり期待できない気がします。(あくまでも私の推測です。もしかしたら「うぉ~」ってなっておられるかもしれません。かくいう私も実際添付させてしまいました。)

 4月I期の出願が終わり、さらに高校生は夏休みが終わる頃だと思います。一般入試では「そろそろ判定がでないとまずいのではないか・・・」と感じる頃ではないでしょうか?

 たまに「私、勉強が本当に嫌いでやる気がでない」なんて人がいますが、やる気というものも脳医学的に言えば、脳のある部分が刺激されているかどうかという問題です。特に人間は家にいるときにその部分が刺激されないので、家でぐーたらしてしまい勉強できず、自分は怠け者なんだと自分に認識させてしまっている人が多々います。家の方がどうしても….という人は別ですが、勉強、そして勉強に限らず何事も、家ではなく、図書館やカフェなど、外でやるように心がけてみてください。やる気をコントロールするのも一つの技術であり、「やる気のある人」がなんでもできるではなく、「やる気をコントールできる人」がうまくタスクをこなしていける人であるといえます。将来上の立場に立ったときも、「お前はやる気がないから駄目だ」なんて言わず、「こうしてるからやる気がおきないんだよ」と客観的なアドバイスをしてあげるようにしましょう。

慶応義塾大学SFC 総合政策学部 尾室 拓史

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