第342回:第二次初詣

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1月7日、神田明神にパーク24柔道部でお参りに行った。我々柔道部は、前日の6日から明治大学の寒稽古に参加していて、この日も朝早くから練習をした帰りに立ち寄るというかたち。個人的には“初”詣ではなかったけれど、チームとしてはいちおう初詣ということになっている。俗にいう第二次初詣である。お祓いで悪いものを落としてもらい、今年一年みんなでいっぱい活躍できますように、とお祈りして、道場の神棚に置く札などを買うのだ。

ちなみに神田明神は商売繁盛の御利益があるとされ、毎年、大企業の経営者などが多く訪れることで有名だ。去年もみんなでここにお参りに来た。「なんで柔道部で商売繁盛の神社なの?」という疑問は今年も口には出さなかった。どんな立場であっても、いっぱい稼げるに越したことはないのだ。そういえば、元旦に訪れた寒川神社も商売繁盛のご利益があると言っていた。どうやら今年の僕の商売運は間違いなさそうである。

でもやっぱりアスリートとして、勝負の神様にお祈りしておかないのは何となく居心地が悪くて、その日の午後のラントレで目黒不動尊に行ってきた。第三次初詣だ。目黒不動尊は寒川神社や神田明神ほど大きくはないが、ちゃんと勝負の神様が祀ってある。だからという訳ではないのだけれど、この神社の階段は、我々柔道部の日々のトレーニングとしてよく使わせてもらっている。その際には、なるべくお参りに来た人たちの迷惑にならないように、ガラが悪くならないように気を付けてはいるものの、たまに大声出し過ぎだと住職に怒られたりもする。そんな日々の迷惑を丁重に詫びた上で、図々しくも今年一年の勝利を重々お願いしておいた。

パーク初詣