文部科学省主導で2021年度以降の大学入試の在り方が議論されているがそもそも文部科学省が大学入試にどこまで関与すべきかという点に議論の余地がある。国の関与を必要最低限にする方がそれぞれの大学独自の選抜ができて結果として社会で必要とされる人材の創出につながるのではないか。 現状の大学入学者選抜実施要項においては、入試の種類が一般入試、AO入試、推薦入試の3種類に区分されていてそれぞれの試験内容、実施時期、発表時期が細かく規定されている。2021年度にこの区分を撤廃するという動きもあったが今月16日 [→続きを読む]

先週16日に文部科学省から高大接続改革の進捗状況についての発表があった。2021年度に予定されている大学入試改革について概ね高大接続システム改革会議で議論されていた通りで大きなサプライズはないが今後の改善を期待したい点がいくつかある。 1. 共通テストの記述式問題について センター試験に代わる「大学入学共通テスト(仮称)」だが国語(現代文)および数学(数学I)で記述式問題が出題される。大学入試センターからそれぞれのモデル問題例も公開されている。いずれも悪くない問題だとは思うが記述式にすることによ [→続きを読む]

各種の大学ランキングで残念ながら日本の大学がベスト10に入ることはほとんどない。英国Times Higher Educationのランキング(2016-2017年度版)では日本の大学の中での最高位の東大が39位、同じく英国Quacquarelli Symondsのランキング(2016-2017年度版)ではやはり最高位の東大が34位という結果になっている。中国の上海交通大学の発表するアカデミックランキング(ARWU2016)でも日本勢トップの東大は20位だ。いずれのランキングでもベスト10の半分以 [→続きを読む]

中学生や高校生のときに走るのが大嫌いだった人が大人になってからマラソンに挑戦したり、元々勉強嫌いだった人が大人になってからその面白さに目覚めたりすることは珍しくない。嫌いだったからこそ後で好きになるということもあるだろうから仕方のない部分もあるが特に勉強のように積み上げていくものにおいては10代のうちにやるのと大人になってからやるのではその人の人生に対する影響が大きく異なり面白さに気づかないまま大人になるのはとても勿体ない。 ベネッセ教育総合研究所の調査によれば小学生から中学生にかけて学年が上が [→続きを読む]

中学1年次の英語の先生の「覚えようとして覚えるな、覚えるまで繰り返せ」という教えは印象的で今でもよく思い出す。中高生のときに英語の音読を自然に覚えるまで繰り返したことは英語の基礎を固めるのに大いに役立った。多少なりとも古文や漢文が読めるようになったのは古典を何度も音読したからだと思う。必ずしも覚えようとして覚えることがいけないとは思わないし、むしろそうすることが必要な場合も少なくないと思うが、意識せずに覚えるくらい繰り返す余裕があればその方が自然で定着もするように思う。 脳の詳しい仕組みはわから [→続きを読む]

高校時代、何に時間を使うべきかということはとても難しい問題で当然ながら正解はない。それでも将来社会で活躍するために必要な土台を作るということに絞れば少しは考えやすくなる。洋々のリーダーシップメンバーの間でも大学入学までに何をするのがいいのかということについてよく議論する。元々AO推薦の準備のサポートを始めたのもそのプロセスを通して自分自身のことを知り将来のことを考え大学でやるべきことを明確にすることはいずれも大学入学までにやるべきだと考えたからであるし、一方で、AO推薦の受験生でも勉学の足腰を鍛 [→続きを読む]

「そんなの明らかじゃん」とか「一目瞭然だよ」などというときは大抵「明らか」だったり「一目瞭然」ではなかったりする。本当に明らかだったり一目瞭然だったりするときはわざわざそれを言葉にして伝える必要はない。 「そんなの常識」とか「みんな知ってる」というのも同様だ。本当に常識であったり皆が知っていたりするのであればわざわざ言わなくてもいい。 そういった言葉を口にしたくなるのは、自分には明らかに見えていることが他の人に見えない歯痒さを感じるときだ。こんなに明らかなのになぜわかってもらえないのだろう、と不 [→続きを読む]

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