今年連載開始から40周年を迎えるとのことで話題になっている「北斗の拳」。核戦争後の暴力がはびこる荒んだ世界で主人公・ケンシロウが一子相伝の北斗神拳で悪い奴らを倒しながら平和な世界を求めていく愛と友情の物語だ。長兄ラオウをはじめとするライバルたちにはときに苦戦もするが悪党どもに対して見せつける北斗神拳の圧倒的な強さが大きな魅力になっている。 北斗神拳にはいろいろな技があるが基本的には人間の体にある「秘孔」(ツボのようなもの)を突くことで、人を内部から破壊させるような拳が多い。そのような北斗神拳の中 [→続きを読む]

ChatGPTをはじめとする生成AIの急速な進歩は大学受験にも影響を与えている。上智大学では今年から公募推薦の募集要項に「出願書類の作成において、ChatGPTなどの生成 AI を用いてはいけません」と明記するようになった。青山学院大学の自己推薦入試においても「人工知能等での自動生成や他者による作成を禁じます」という記述が加わった。 ChatGPTの進歩には目を見張るばかりで生成する文章自体はすでに人間の書いたものと区別がつかない自然さを持つ。文章の構成もしっかりしていて小論文も書ける。たとえば [→続きを読む]

筑波大学では5年後を目処に一般選抜の2次試験を面接と小論文中心に変えるという。 筑波大学長、2次試験を「面接と小論文中心に」の意向 5年後めど(朝日新聞) 筑波大学が入試改革 面接や小論文重視に変更へ 「才能見いだす」(毎日新聞) 基本的な学力は共通テストで見て、個別試験でこれまで見つけられていなかった才能を見つけたいということだ。 2021年度にセンター試験が大学入学共通テストになったタイミングで、当初予定されていたほど内容に大きな変更はなかったが、共通テストを活用する入試は増えている。早稲田 [→続きを読む]

多くの人が大学受験の志望理由作成に苦労する一つの理由にそもそも自分の軸で行きたいところを選んでいないことがある。親や学校の先生に薦められたから、そこを受けたいという友人に即発されたから、等、理由は様々だ。正直に志望理由を話すと親が薦めたから、友人が受けると言ったから、というあまり歓迎されなさそうな内容になってしまう。で、それなりに尤もらしい志望理由をゼロから考えようとすると今度はありきたりな内容になりそうで苦戦する。 自分で志望校を選んでいるつもりでも世間の評判であったり偏差値であったり、やはり [→続きを読む]

先月29日にアメリカの連邦最高裁で大学入学選考におけるアファーマティブアクション(積極的差別是正措置)が違憲と判断された。アメリカのトップスクールはこれまで数十年に亘り入学試験において黒人やラテン系を優遇する措置を取ってきた。大学側はそれによって学生の多様性が確保されてきたと主張する。一方で同じグレードやスコアでは不合格にされてしまう白人やアジア系からは逆差別だという批判もあった。今回の最高裁の判決に対しても意見が割れている。バイデン大統領がすぐに強い反対の意を表明したのに対し、トランプ前大統領 [→続きを読む]

乳幼児は日々外界から学びを得る。何せこの世界に生まれてから間もないのですべてが新しいことで学びの材料になる。五感で感じるものが尽く自分の世界観の構築につながる。特に生後2か月から1年後くらいにかけては見るもの、聞くもの、触るものに影響を受けながら脳の神経回路が急速に張り巡らされていく。 小学生になると学校での学びが加わるがそれ以外のところでもまだまだ新しい体験が多く日々学ぶ毎日だろう。中学、高校と進むと学校での学業の重要度は高まるが、日常生活に全く同じ日はなく、季節によって景色は変わるし、毎日外 [→続きを読む]

大学受験において志望理由を聞かれたときに答えるべきことは一義的には(当たり前だけど)なぜその大学学部で学びたいのか、ということだ。他にいろいろな選択肢がある中でどうしてその大学学部なのか、なぜそこでなければいけないのか。それを語る上で自分の過去、現在、未来について伝えることは一つの有効な方法になる。これまで~をやってきて、今~に関心があり、その延長線上で将来~を実現したい、今の自分と将来なりたい自分の間にはギャップがあり、これからそのギャップを埋めていきたい、そのギャップを埋めるためには~や~を [→続きを読む]