第371回:全日本実業団個人戦


先週末27日、兵庫県尼崎市で行われた全日本実業団個人戦に出場した。去年の講道館杯でベスト8にも入れておらず、もちろん今となっては全日本強化選手でもない僕にとってこの大会は、11月の講道館杯への出場権を獲得できる唯一の大会である。さらに言えば、講道館杯が全日本強化選手や次年の体重別選手権出場選手の選考を兼ねていることを考えると、ここで勝たないと一年がフイになるという非常に重要な大会だ。まさに背水の陣である。

結果は、僕にとっての5回戦=準決勝で負けて3位。ギリギリ講道館杯の出場権を獲ることができた。今回の4回戦までの勝ち上がりは、近年の僕にしては悪くなかったと思う。1回戦は指導3の一本勝ち、2・3回戦は投げて一本勝ち、4回線はGSでの指導勝ち。去年、全て指導差で準決勝まで進んだ僕にしてはずいぶんスマートな印象だ。

 

毎年会社ではこの大会の報告会をして、集まって下さった社員の皆様の前で勝ち上がりのダイジェスト映像を流す。去年の僕は、3位とはいえ一度も投げた場面がなくてずいぶん恥ずかしい思いをした。今年は少しは見せ場があって良かった。

 

準決勝の相手は、以前にも一度負けた相手で、正直に僕より強い。実際パワーも技数も技出しのスピードも、僕の方が劣っていた。だから、細かい技を出して指導をもらわないように気を付けながら得意の体力勝負に持ち込んで、年上である相手がヘロヘロになるのを待とうと企てた。実際に相手は若干息があがってきてはいたのだが、GSに入って間もなくのところで捕まってブン投げられてしまった。まだまだである。

 

最初に書いたように、この大会は毎年どうしても重いプレッシャーがかかっていて、いつも慎重でビクビクした試合しかできない僕が、更に慎重な試合運びをしてしまう。それでも今年は割と上手くピーキングできて、身体の調子は良かったし、少しは楽しく柔道が出来た気がする。もしかしたら“減量”が良かったのかもしれない。ちなみに試合当日朝の体重は104㎏ほどだった。悪くない。柔道の技術面はもちろん、色々な部分で毎回勉強だ。次の講道館杯にも活かしていきたい。