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 2009年2月10日  成田を出て、香港を経由してから約20時間が経とうとしている。私は今、ヨハネスブルグの空港でマラウイの首都であるリロングウェ行きの飛行機を待っている。ヨハネスブルグではおよそ4時間の待ち時間。私がなんとなくパソコンを開けたのは、ただ単に退屈だったからではなく、もうすでに何度も立ち寄ったことのある空港内のNEWS CAFEで、すっかり寛いでいたからである。  黒い顔をしたウエイターとのやりとりでは、2年ぶりに扱う英語も、自然と口から出てくる。おそらくこれがロスやロンドンとか [→続きを読む]

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 マラウイへ来て一週間がすぎた。フィールドワークの申請書を作成するために研究計画書を書いている最中も、そして実際にマラウイに赴任してからも、実際に私自身、「何を知りたいのか」が曖昧になっていた。  こちらに来てからは、何かをしなければという焦りが加わり、気がつくと研究目的が、「研究テーマを探すこと」にすり替わっていた。学部の2年生だから、大目に見てね、と甘えてみても、やはり助成金を得、マラウイでもたくさんの人の支えを受けている以上、ある程度まとまった「結果」を出さなければならない。そう思った私は [→続きを読む]

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 汗を洗い流し、すっきりした私は、続いてホテル内にあるバーに繰り出した。実は、部屋でテレビでも観ようとスイッチを押したのだが、ちっとも反応がないものだから、バーに行くついでに、またまたフロントの女性に声をかけた。「テレビがつかないんだけど。」「うん、あれは壊れているの。」「じゃあ、なんで置いてあるの?」「For dispray(ディスプレイです。)」  はいはいそうですね。 そこは、無反応で通り過ぎ、誰もいないバーのカウンターに座る。「この店で一番冷えているソフトドリンク、プリーズ。」といつも通 [→続きを読む]

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 またNews Cafeに戻ってきた。あっと言う間の18日間だった。  滞在の後半は、2年以上前に半年間住んでいたブランタイアという都市で、元同僚で友人のスーザンの家にお世話になった。これまでに、大きく言ってしまえば「アフリカ人」の家にホームステイをした経験のない私にとっては、これはまさに貴重な体験だった。  スーザンの旦那さん、サムはブランタイアで一番の施設と技術(と診療代)を誇る私立病院で内科医として働いている。スーザン自身も、良家のお譲さんといった感じで、1日1ドル以下で暮らす人が多数を占 [→続きを読む]