第10回:京都⑵

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まだまだ暑い夏は終わりませんね。暑いうちに夏休みやり残したこと全部やってすっきりとした秋を迎えたいものです。では、先週の記事に引き続き、京都旅行2日目について書きますね。
2日目は、朝食に近くのパン屋さんでモーニングを食べ、宿を出発。京都といえば朝ご飯は、ご飯にみそ汁じゃないの?!という方、実はその逆、京都の皆さんはほとんど朝食はパン派だそう…。そのため、街中にはパン屋が至る所にあって、朝からおいしそうな匂いがぷんぷんしていました。その後、錦市場へ行って、ハモの天ぷらやフライ、だし巻き卵、グリンティ、ゆずジュース、豆大福など京都のおいしいものを食べ歩き、お腹がいっぱいになったところで、いざ伏見稲荷へ。伏見稲荷をご存知だろうか。おそらく写真を見ればたいていの人は、ああ、とうなずくだろう。赤い鳥居が山道のみちなりにずーと立ちならび、その数の多さから千本鳥居と名付けられている。

さあ、京都行こう」というポスターを見て、知っている人もいるだろうが、写真から想像するものを遥かに上回るキツさ。何がキツいって?もちろん頂上まで行って帰る道のりである。階段は低いものの、登っても登ってもその先にはまだ階段が続いていて、途中で引き返してくる見物客も少なくない。しかし、やはり頂上まで登ったときの達成感はたまらなく気持ちがよく、一生に一度はぜひ訪れた方がいいといっても過言ではない。景色も最高だが、もう1つ感動したのが、途中に数件ある休憩所のうどんだ。疲れきった体を、冷たくツルッとした喉越しのよいうどんと休憩所から見える絶景が癒してくれる。頂上の近くにも休憩所があったので、従業員の人は毎日上り下りするのは大変だろうと思って、レジのおばさんに聞いてみると、たいていの休憩所は自宅と併設されていて、そこに住んでいることを教えてくれた。とはいえ、やはり大量に買い込めばそれはそれで運ぶのが大変だろう。おそらく、小さい頃からその様な生活に慣れているのと、先代から代々受け継がれてきた店を守らなければならないという人々の思いが店をそこに存在させ続けているのだと思う。
2日目の旅はこうして幕を閉じた。この旅を通じて感じたことは、やはり歩いてまちを回ることの大切さである。旅をするとき、車を利用する人は少なくないと思う。しかし車は速く目的地へ連れて行ってはくれるが、その過程にある大切な気づきを得る機会を奪っている。人を介さず、まちから感じるまちの良さを発見すること、これこそが旅の醍醐味ではないだろうか。

更新:2012-09-15 慶應義塾大学 総合政策学部 芳金 智子