第16回:まちを歩こう♪

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みなさんは、道を歩くとき何を感じながら歩いていますか?それは、おそらく日によっても違い、ひたすら目的地へのための手段として歩く場合は、特に意識もしていないだろうし、時間に余裕があるときは「なんかこの道歩くの楽しいなあ」と思ったり…。では、私たちはなぜ楽しいって感じるのでしょうか。そのまちの物理的な要素、例えば道幅や傾斜、家々の様子といったものが深く関係しているのだと思います。今まで、多くの人がそのことに疑問をもち、自分ならではの解釈を文章や絵画によって表現してきました。でも、その文章や絵画によってでは伝えられないこと、もしくは受け手側がその手段では理解しにくいことがあります。表現方法は一人ひとり違うものなのではないでしょうか…。

はい。いったいこの人は何を話し始めたんだ?!とそろそろ思っている人が出始めたと思われるところで、この研究(あ、そもそも研究だったのね!)について少し説明します。私は、大学で諏訪研究会で認知科学を研究していて、11月22、23日に六本木で開催されるORFに向けて、今準備の真っ最中です。今回私たちは、今までにない自分たちらしい表現方法によってまちを記述しようという研究に取り組んでいて、私は、その中の「音楽でまちを記述する」班に所属しています。
音楽でまちを記述するとはどんなことなのか。
音楽でまちを記述するとは、例えば、ある道の道幅が狭くて、両脇の家が隙間無く建てられていて、かつ道路に接近しているという道があったとする。すると、私たちはその道に対し、圧迫感や不安を感じる。その圧迫感や不安は、短調の曲を聴いたときに感じる感情と同じである。ならば、その道を短調という音楽的要素によって語ることができる。といったようなプロセスで、その道にどんな音楽的要素を感じるかということをメタ認知しています。
この例は字数の関係上、根拠の部分が省略されていますが、常に自分になぜそう思うのかということを問いかけながら研究しています。
もし、研究会に興味がある!という方はぜひぜひORFにきてください。たくさんの新しい発見が待っているとおもいます。

更新:2012-11-17 慶應義塾大学 総合政策学部 芳金 智子