相対感覚


野球のバットに重りをつけて振った後、普通に振ると自分のスイングが速くなったように感じる。実際に速くなっているかどうかは疑問だが少なくとも気持ち的には簡単に振ることができるようになった気がする。

人の感覚は相対的なところがあるので、今大変だと思っても、もっと大変になるとあのときは全然大変じゃなかったと思うようになる。借金でも100万円くらい借金していてもうだめだと思っていても、さらに膨らんで1,000万円になったときには、100万円なんてなんて小さいのだろう、あのとき頑張って返せばよかった、ということになる。

大学受験のときには中学、高校でもっと勉強しておけばよかったと思うかもしれないが、社会人になったら大学でもっと勉強しておけばよかったと思う。30歳のときには今から勉強しても遅い、今までもっとやっておけばよかったと思うかもしれないが、40歳のときにはあの頃だったらまだまだやり直せたと思うだろう。そういう40歳だってもっと上の世代から見たらいくらでもやり直せる年齢だ。

地位が高くなればなるほど仕事は大変になり責任は重くなっていく。どのポジションにいても仕事は大変かもしれないが、より高いレベルにいけばさらに大変になる。元のポジションの仕事は大したことがないと感じるようになるだろう。

いつでも、今は大変なのに前は楽だったと考える。今までの自分のことだけを考えると借金の額は今が一番多いかもしれない。年齢は今が一番高い。仕事も今がこれまでで一番大変かもしれない。しかし、それで憂鬱になり、行動が後ろ向きになるのは勿体ない。いずれも相対的な感覚であり、将来の自分を正しく想像できれば、今の状態をありがたく感じて前向きな気分になれるかもしれない。

一口に大変といっても人によっても時によってもその内容は大きく変わる。あくまで相対的なもので絶対的に大変な状態というものはない。今までで一番大変かもしれないが見方によっては全然大変でないかもしれない。どんなに大変だと思っても常にそれより悪い状態は存在する。気持ちは相対的なものに左右されるのでどんな状態であっても見方によって幸せにもなるし憂鬱にもなる。であれば今の状態に関わらず常に前向きで明るい気持ちでいることができるはずだし、その方が人生を楽しめる。


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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。