東大入試に「第3の道」


朝日新聞に「東大入試に『第3の道』」という記事が出ていた。5年から10年先を見据え、従来の選抜方法の根本からの改革を検討するそうだ。従来のペーパーテストでもAO入試でもない「第3の道」を探るという。とても楽しみだ。

東大の名前をもってすれば日本中から優秀な学生を集めることができる。東大が変われば多くの大学で試験の形式が変わるだろう。東大で今の画一的な学力偏重の試験を変えることは日本の小中高生が日々学ぶことを変える可能性がある。

20年前から行われている慶應SFCのAO入試はとてもいい試験で存在価値は高いがあくまで傍流で(そこがいいところなのだが)本流にはならない。東大であれば本流で日本で最も優秀な高校生を集めることができる。優秀とは何か?東大が定義する優秀さは「第3の道」の具体的な方法を発表するときに明らかになるが、私は以下のような素質・能力を評価するのがよいと思う。

1. 高潔な人格とリーダーシップ
東大には各界でリーダーとなる人材を輩出してほしい。政界、経済界、学界、それぞれの分野でリーダーになるためには、能力だけでなく人から信頼されるリーダーシップを持ち合わせている必要がある。志望理由書、今までの各種実績、推薦状、面接などで評価できるとよい。

2. 高いコミュニケーション能力
将来、社会の中で活躍するために重要なのがコミュニケーション能力。視野を広く持ち、相手の立場を考えながらその人のことを理解し、自分の言いたいことを伝えられる能力。面接やグループディスカッションを課して評価できる。

3. 高い知力
英国数理社の能力を測る今の形は残していいと思う。特に東大の二次試験の問題はよくできていて知識偏重もなくいずれの科目についても深く考える力、本来その科目を学んで身につけるべき力が評価されている。知力を測るという意味では今の方法を変える必要性はあまり感じない。

従来、上記「3. 高い知力」だけで評価されてきたが、その評価は3分の1でよいと思う。今後は、上記1、2も兼ね備えたリーダーを今まで以上に輩出できるといい。10,000人を超える受験生に対し、上記のような能力を測定するのは簡単なことではないが、一部でも選抜方法を変えて、それで日本の多くの中高生の時間の過ごし方がより良い方向に向かうのであれば、その価値はある。


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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。