ニューノーマル


2008年に起きたリーマンショックの前と後では状況が大きく変わり、金融の世界でそれまで当たり前だったことが当たり前でなくなったとして、その決して後戻りできない、常識が変わってしまった後の状態のことを「ニューノーマル」と呼ぶ人がいた。リーマンショックだけでなく、2001年の9.11米国での同時多発テロ、インターネットやスマホの普及、日本であれば東日本大震災と福島原発の事故、等、その前と後で「ノーマル」の状態が変わった事件や現象は21世紀に入ってからでも数多くある。近親者に被害者がいたり、自身が直接関わったりして、直接的に強い影響を受けている人も少なくないので、決して軽々しくは言えないが、多くの人は新しい「ノーマル」の状態に段々と慣れてそれを受け入れていく。

事件や事故、企業による新しい製品やサービスの普及、社会や経済の新しい動きは、私たちの普段の生活の常識を否応なく変えていく。ただ、個人のレベルで考えるとノーマルの状態はこういった社会全体の動きだけで変化するわけではなく、自分の身近なところでの変化によっても大きく変わる。進学、就職、昇進、結婚、子どもの誕生、等、嬉しい変化もあれば、退職、家族との死別、離婚、といった、望んでいない変化もあるだろう。大学を卒業して就職してしばらくは毎日会社に行かなければいけないことをきついと思った覚えがあるが直にそれがノーマルで当たり前になる。

自分の身近なことについては、社会の変化に比べれば自分の努力である程度いい方向に変えていくことが可能だが完全にコントロールできるわけではもちろんない。一方で、自分自身で新しい「ノーマル」な状態を作ることも可能だ。夜型だった人が就職したときにやむを得ず朝型に変えることがあるが、朝型の方がよいと思えば企業に勤めるかどうかに関わらず今日からでもできる。今まで朝ごはんを食べていなかったのを食べることにすることも自分の意志でできる。1日の勉強時間を増やすこともできるし、それまで1日数時間いじっていたスマホをやめることもできる。いずれも決断は今日できるがノーマルな状態になるまでもっていくには一か月から数か月の継続を要する。その移行期間は「ノーマル」でない状態が続くのでことによってはとてもきつい時間になる。ただそれを乗り越えれば習慣化の力は大きく、完全に「ニューノーマル」に移行した後は、それ以前にはきつかったり不自然な感じがしたりしたことが当たり前のことになり無理せずこなせるようになる。周囲や社会の変化は受け入れつつ、今よりいい状態を思い浮かべられるのであればそこを目指して自分自身で「ニューノーマル」を次々と実現していけるといい。


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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。