履修届


自分の学生生活を振り返ったときにあまり真面目な学生だったとは言い難いが授業を選択するときのわくわくした気持ちはよく覚えている。入学したとき、新しい学期が始まるときに履修の手引き的なものが配布されて、数多くの授業の中からどれを履修しようかを考えるのはとても楽しい作業だった。残念なことに、興味を惹かれることよりも単位の取りやすさを優先してしまったりして、今だったら違う取り方をするだろうなという反省もある。ビジネススクールに留学したときはその反省を活かして単位の取りやすさよりも自分にとって必要かどうかを優先して授業を選択することができた。ビジネススクールでもシラバスを読んで授業を選択するときは知的好奇心を大いに掻き立てられた。実際に授業が始まってみると学問の厳しさを改めて知ることになりわくわく感がずっと続くわけではなかったけれど。

学びの楽しさは学生でなくても味わえる。今は無料のものも含めてオンラインの講座が充実しているし、放送大学もあるし、NHKテレビ・ラジオの語学講座もある。別に講座の形になっていなくても本を読んだり映像を見たりすることで学ぶこともできる。履修届を提出しないまでも授業を選択するかのように自分でいくつかテーマを設定し、自分の時間を組み立てて、今日から学びを始めることもできる。紫式部の「源氏物語」を原書で毎週1帖読み進める(全54帖)、NHKラジオのフランス語講座を聞く(週3回)、オンライン講座でプログラミング言語Javaの勉強をする(16週間プラン)、「ファインマン物理学」の量子力学を毎週1章読み進める(全21章)、などなど、知的好奇心をくすぐられる学びの機会はあちこちにあり、自由にカリキュラムを組むことができる。

とはいえ正式なカリキュラムから自分の履修すべき授業を選べるのはやはり学生の特権。4月に入学する、あるいは、新しい学年を迎える学生の皆さんには是非知的なわくわく感を楽しんでもらえればと思う。私自身の反省も踏まえて言うと単位の取りやすさよりも自分の興味を追求する方がきっとより楽しい学生生活になる。結局その方がいい成績を取れたりもする。


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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。