自分の位置を知ること


自分の写真を見るのが嫌だったり、テストの結果を見たくないと思ったりするのは、理想と現実にギャップがあるからだろう。こうありたいと思う自分の姿と実際の自分の姿との間にギャップがあると、自分の現状を把握することは苦痛に感じる。カッコ悪い自分は見たくないし自分のダメなところは知りたくない。写真やテストの結果を見なくても自分のことは大体わかるけれどもしかしたら本当はもう少しましな状態かもしれないという望みを持っていたい。

本来の姿以上に自分をよく捉えることは必ずしも悪いことではない。それによって自分に自信を持つことができていろいろなことに積極的に取り組めるかもしれない。根拠のない自信から始まる成長もある。自信を失って消極的になるよりも勘違いであっても堂々と振る舞いながら成長する方がいい。自分にとってプラスの方向に作用するのであれば勘違いも悪いことではない。

ただ、一生勘違いしたまま過ごすことは難しい。目を逸らそうとしても真の状態を示唆する事実が気になるようになる。写真を撮りたくない、テストの結果を見たくないという時点で薄々現実に気づいているのかもしれない。望む、望まないにかかわらず自分で思っていた姿と現実のギャップは徐々に縮まっていく。

現実を知るのはつらいこともあるが実際には自分の思い描く理想と現実の乖離はそこまで大きくないことも多い。偏差値55だと思っていた人が実は50くらいだったり、50メートルを7秒で走れると思っていたのが7秒5くらいだったり、その程度の差でショックを受けたりする。今よりちょっといいところにいるのではないかと期待して、そうでないことを知って残念に思うだけだ。絶対的な基準に足りないのではなく、思っていたよりも相対的に低いだけなのであれば、現実を知った瞬間は悲しい気分になるかもしれないが、すぐにその状態に慣れる。

これからの努力で何とかできることであれば現状を正しく把握することのメリットは大きい。自分の弱点を知ることで今後の改善のためのアクションプランを立てやすくなる。現時点の状態があまりよくないということは成長の余地が大きいということだ。努力することで今よりいい状態に持っていきやすい。継続して状態を把握したときに成長を自覚できればモチベーションが高まりさらなる改善を目指すという好循環につながる。


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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。