負けでも勝ち点


日本が初戦でロシアを破り盛り上がっている、日本開催のラグビーワールドカップ。勝ち点の付き方がちょっと変わっている。勝ちが4、引き分けが2なのはいいが、それに加えて4トライ以上で1、 7点差以内の負けに1、加算されるルールになっている。元々ゲームのスコアもトライが5点、コンバージョンゴールが2点、ペナルティゴールやドロップゴールが3点と他の多くの球技と比べて複雑なので、それと整合性が取れているといえば取れているのかもしれない。個人的には勝ち点を複雑にすることでどの国が決勝トーナメントに進めるのかがわかりにくくなるので、どちらかといえばサッカーのように勝利は3、引き分けは1、後は得失点差で決めるというようなシンプルなルールの方が有り難い。ただ、負け試合でもその内容によって勝ち点を積むことができるという考え方には共感できる。昨日、震災からの復興をアピールする釜石で行われたフィジーとウルグアイの対戦で大方の予想を覆してウルグアイが勝ったのだが、27対30という僅差でしかも5トライを奪ったフィジーは負けたにも関わらず4トライ以上と7点差以内の負けという条件を満たし、勝ち点2を得た。

マイナスがなくてプラスだけの積み上げ方式だと最後まで積極的に戦うことができる。野球のイチロー選手がアメリカのメジャーリーグで19年もの間活躍できたのは、打率よりも安打数を重視した積み上げ方式の思考も大きかったのではと思う。打席に立って凡打に終わってもマイナスになることはなく、むしろ打席に立つこと自体がプラスで、ヒットが出ればさら加点される。ちなみに日本のプロ野球の通算打席数トップは野村克也の11970打席。2位は王貞治、3位は張本勲と錚々たるメンバーが並ぶ。まずは打席に立たないと偉大な記録は生まれない。

我々の普段の生活も小さな成功や失敗の積み重ねだが、成功だと4点、失敗でも1点くらいの積み上げ方式で考えられると少しは気が楽になるし積極的になれる。失敗から学ぶことは多いので、経験値的に言えば、失敗の点数はもっと高くてもよいかもしれない。失敗を怖がらず、失敗より成功の方がいいけれど何もないより失敗の方がマシ、というように考えられるといい。


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洋々代表。日本アイ・ビー・エム株式会社にて、海外のエンジニアに対する技術支援を行う。その後、eラーニングを中心とした教材開発に、コンテンツ・システムの両面から携わる。 東京大学工学部電子情報工学科卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。