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洋々LABO(高校受験) > 高校推薦入試 > 都立高校 > 都立西高校 2022年度推薦入試:作文試験

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この記事では都立西高校(以下、西高)の推薦入試の「作文試験」について解説していきます。
年の瀬が迫り、入学試験が現実味を帯びる感覚をお持ちかもしれません。そのような中で小論文試験に向けたイメージを持つことで力を尽くした準備につながるのではないでしょうか。具体的な行動計画を立てるためにも内容を点検しておきましょう。

例年の出題傾向

・制限時間:50分
・字数:600字以内
・出題形式:形式は例年、偉人が残した言葉がひとつ提示され、その名言に対して自身が感じるところや思うところを記述する大問がひとつ課されます。出題される言葉は、分野を問わず哲学的な視点を持つ抽象度の高い言葉が選ばれます。

実際に出題された問題

出題文は例年
「次のことばについて、あなたが感じたり思ったりすることを六百字以内で述べなさい。」(50分)
とされてきました。

そして下記は直近3年分で出題された「ことば」です。

令和3年度

ドアをあけると風が私を待っていた。だから私は、黙って風に自分を預けたのだ……
黒井千次

令和2年度

「わかりやすさ」の罠(わな)にはまらないようにするためには、やはり私たち社会を構成するひとりひとりが、「知る力」をもっと鍛えなければなりません。
池上彰

平成31年度

数について何かを発見するためには、数を転がして、ころころと手のひらで弄(もてあそ)ぶことが一番重要なんです。
藤原正彦

出典:西高公式ホームページ

上記よりも過去の問題もホームページに掲載されています。

問題の難易度と求められる準備

西高校の問題の難しさは、記述の自由度の高さにあります。
ひとつの言葉に対していかようにでも書くことができるため、「何をどう書くか」という見通しを立てる必要があります。問題に対して自分なりのパターン化した解答の型を身につけておくと、本番で素早く一定レベルの答案を作成しやすくなります。
その際、「思う・感じること」「根拠と論理」の2つは解答内で必ず押さえ、可能であれば「作文的な表現」も意識するようにしましょう。
また、小論文よりとは言え、あくまでも「作文」問題であるため、ユニークな表現や比喩は必要に応じて書く分には問題ありません。作文的に優れた表現力があれば、論理性がやや弱くとも、解答内に矛盾が生じていない限り一定の評価が得られるはずです。
作文の技巧に自信がある人は、表現技法に重みを置いて、逆に、自信がない人は小論文の技巧に重みを置いて準備をすると良いでしょう。

私達洋々では都立高校・推薦入試の準備に向けた講座をご用意し、単なる「先生」ではない各界のプロフェッショナルが、マンツーマンで書類準備から作文試験、個人面接までサポートをしております。
また、無料の個別相談も随時行っております。より本人の持ち味を活かした形でこの入試に臨みたいとお考えの方はぜひお問合せいただければと思います。
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