慶應義塾高校 2024年度推薦入試:2次選考(個人面接)
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この記事では慶應義塾高校(以下、塾高)の推薦入試の2次選考における「個人面接」について解説していきます。
秋も深まり、入学試験が現実味を帯びる感覚をお持ちかもしれません。そのような中で2次選考に向けたイメージを持つことで力を尽くした準備につながるのではないでしょうか。具体的な行動計画を立てるためにも内容を点検しておきましょう。
個人面接の概要
塾高の推薦入試は2段階選抜の形で行われますが、個人面接は、別途ご紹介した集団討論(記事はこちら)とともに、2次選考の1項目として実施されます。
塾高・推薦入試では例年、出願者数に関わらず1次選考で60名に絞り込まれてきました。2次選考ではさらにここから40名に絞り込まれます。即ち3人から2人に絞り込まれるイメージです。
人物をつかみ取ろうとする面接
これまで、個人面接は、受験生1人に先生2人が付き、15分程度のものが1回行われてきました。他の早慶と同様、あるいはそれ以上に、塾高の個人面接は、「定型」に囚われない非常に本質的な面接が行われています。一見その場で思いついたような質問をされた人もいますし、たった15分間程度の面接で、大小含めて30以上もの質問を投げかけられた受験生もいます。このことからも、いわゆる「口頭諮問」のような形で受験生を試そうとしているのではなく、いかに受験生とコミュニケーションを取り、その人物をつかみ取ろうとしているかが読み取れます。
ちなみに、2次選考に進む人数は多くの場合60名ぴったりなのですが、66名が2次選考に進む年もあります。大した違いではないではないか、と思われるかもしれませんが、2次に進んだ人が1割増えた、というのは受験生にとってはそれなりに大きな影響があると思います。
これは、書類だけでは甲乙つけがたい人が多数いて、彼らを書類だけで選別するのではなく面接をしてしっかりと見極めようとの思惑が働いたため、と考えられます。その際に、2次選考の集団討論(通常は6名1グループ)も意識して1次通過者数を増やすこともあるのでしょう。
最終的な合格を勝ち取れるか、において非常に大きな意味を持つこの「個人面接」。2次選考では個人面接の評価で、合格と不合格が分かれると言ってもよいかもしれません。付け焼刃の準備ではなく、また、独りよがりの準備でもなく、出来る限り準備の段階から客観的に評価を貰える環境で、しっかりと準備してください。
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