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この記事では都立高校の推薦入試における「集団討論の練習機会の重要性」について解説していきます。
季節は冬に向かい2次選考の準備を検討し始めた方も多いのではないでしょうか。実際に即した準備を進めるためにも2次選考に向けた想定を入念にしていきましょう。

都立高校の集団討論の概要

都立高校の中でも普通科の学校を見てみると、その選考には調査書点(内申点)、小論文・作文点の2項目が含まれます。そしてそれ以外に個人面接のみを課す学校もあれば個人面接に加えて集団討論を課す学校もあります。

集団討論とは

その名の通り、複数の受験生がグループに分けられ、試験会場で与えられた設問について議論をします。
設問は高校それぞれで異なり、抽象的なテーマについて議論することもあれば、複数の資料を踏まえて特定の結論を導き出すこともあります。

集団討論が実施される高校

東京都教育委員会の資料によると、2024年度入試で集団討論を実施する高校は以下の通りです。
・日比谷高校
・竹早高校
・深沢高校
・鷺宮高校
・西高校
・北園高校
・篠崎高校
・調布南高校
・東大和南高校
・永山高校
参照:「令和6年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱等 別表

選考当日に想定されること・求められること

都立高校の集団討論の概要を踏まえて選考当日に想定されること・求められることを考えてみます。
様々挙げることはできますが、以下の4点に集約をされそうです。

・選考当日は初めて顔を合わせた人と議論をすること
・想定されるテーマは「答えのない問い」であること
・述べたい意見は根本的な考察や発想であること
・メンバーの意見を柔軟に解釈すること

これらの項目に対する印象は様々だと思われますが一つずつ詳しく見ていきます。

選考当日は初めて顔を合わせた人と議論をすること

当然ですが、選考当日は「本番」という緊張感を抱く受験生が多いことでしょう。このことはわざわざ説明をしなくても想像がつくことですが、学科試験であれば緊張感をコントロールする範疇は自分自身だけです。
日々の学習の中で、模擬試験の機会に経験を積み緊張感との付き合い方を覚えていくことができるでしょう。
しかし、集団討論では同じチームになったメンバーから次々と予想もしない意見が飛び交うことになるはずです。刻々と移り行く状況に身を置きながら、安定的な思考を保つことが求められます。
そして、緊張感に流されることなく冷静に、的確に自身の考えを述べていく必要があります。

想定されるテーマは「答えのない問い」であること

都立高校の過去問題を見てみると、集団討論で設定されるテーマは「答えのない問い」である可能性が極めて高いです。
推薦入試を受験する方の多くは一般入試の準備を並行していることが多いと思われますが、そこに求められる力は正確性です。情報を正確に把握し、適切な方法を当てはめて、ミスの無いように解答を作成することが中心です。
一方、集団討論で「答えのない問い」を目の前にした時に求められる力は発想力です。テーマをどのように理解するのか、どのような立場から検討を進めるのか、そもそもその意見に妥当性はあるのか、何を根拠とするのか…など発想すべきことは多岐に亘ります。
そもそも発想と正確性は思考の「両輪」をなすものです。それゆえ正確性を高めることが発想を押しとどめることは決してありませんが、実際に2次選考の集団討論に臨む際には発想力を遺憾なく発揮する状態にコンディションを整えておく必要があります。

述べたい意見は根本的な考察や発想であること

出題されたテーマがよほど高度で複雑な内容でない限り、意見を提示することや発言そのものは場に馴染んでいけばできるようになるかもしれません。ただし、受験生が述べたい意見は根本的な考察や発想であるはずです。
また、高校の先生方が期待するのは表面的な意見が並ぶ討論でも、断片的な意見の応酬が続く討論でもないはずです。都立高校はそれぞれ集団討論における評価の観点を定めており、それに則った討論を期待しています。
これらの状況を踏まえると受験生には、その場をやり過ごすような意見ではなく、建設的でありつつも根本に迫る議論が展開されることを期待するのではないでしょうか。
また、議論は動き続けます。じっくり考えれば良い発想ができることもあるかもしれませんがそれでは間に合いません。そして選考が終わってから「もっといい意見があった」と振り返る場面も避けたいものです。
議論の場で根本的な考察や発想を提示し続けるには、持っている知識を総動員し考え続ける場そのものに身を置くことが重要だと言えます。

求められるのはメンバーの意見を柔軟に解釈すること

自分の意見を探すことが求められる他にメンバーの意見を柔軟に解釈すること重要であると言えます。選考を個々人に分けずに集団で行う目的は集団の中でのコミュニケーション、協調性、思考力などの複合的な能力を評価する点にあると考えられます。
メンバーの意見を参考にしつつテーマに対してより良い解を導いていく。
メンバーの発言が仮に不明瞭であったとしてもその真意を想像力と共に理解し議論の素材としていく…このような柔軟性があって初めて良き議論の一員となることができるはずです。

ここまで選考当日を想定してきました。「集団討論」という種目において何をやるのかは想像がしやすいかもしれませんが、実際に選考本番に臨むとなると話は変わってきます
少なくとも上記のような場面を想定しその中で持っている力を最大限に発揮することが求められますが、受験生がいきなり実践するのは難しい内容であると考えられます。
学科試験では模擬試験を活用して本番に近い状況に慣れていきますが、集団討論においても同様の機会があって初めて培ってきた力を発揮することにつながるのではないでしょうか。だからこそ、集団討論の練習機会の重要性は高いと考えらえます。

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その上で、洋々のプロフェッショナル(講師)が発言内容を厳しくチェックするとともに、勝ち抜くための戦略をアドバイスいたします。
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