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洋々LABO(高校受験) > 高校推薦入試 > 都立高校 > 都立立川高校(普通科・創造理数科)塾対象学校説明会レポート2024

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5月下旬、都立立川高校(以下、立川高)では塾対象の学校説明会が開催されました。このレポートでは、説明会の様子をダイジェストでお伝えします。

説明会内容

令和6年度入学者選抜報告

説明会は校長先生から直近の令和6年度入試(2024年度)の振り返りを中心に、同年度の卒業生の進路の報告もなされ「入試」という切り口でのお話でした。
立川高には普通科と創造理数科の2つの科がありますが、クラス編成は1学年の内7クラスが普通科、創造理数科が1クラスの8クラス編成です。また1クラス40名が基本です。

2024年度推薦入試

男女合同選抜が始まった年度でしたが普通科の倍率は2.95倍、創造理数科は1.13倍でした。創造理数科の推薦入試は「特別推薦」の形を取っており、募集定員内であっても選考基準に満たない場合は不合格になることがあります。
配点は、
・普通科:調査書500+面接100+小論文400=総合成績1000点
・創造理数科:調査書500+面接50+小論文200+口頭試問250=総合成績1000点
でした。
選考には調査書点(内申点)も含まれますが、合否を左右するのは当日の試験だということでした。
当日の試験は個人面接と小論文です。創造理数科には口頭試問もあります。
また、面接や口頭試問では自分の言葉で話すことが大切となります。話す内容を正解と不正解に分けることより自分で考えて自分で語ることを心がけてほしいということです。

2024年度進路結果

続いては立川高を3月に卒業した生徒たちの進路結果についてです。
立川高では共通テストの「フル型受験」が毎年増えています(「フル型受験」とは5教科7科目受験をすることを指しています)。
また国公立大学の合格者は130名を超え、難関国公立大学への進学数は過去3年間20名前後で推移しています。
また複数の大学に合格しても、第一志望にこだわる生徒が多いということでした。
今後についてですが、立川高は「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業に指定されています。次世代の科学技術を発展させる人材の育成する取り組みですが、その効果が大学入試結果にも表れ始めています。

本校の特色

立川高の特色についてのお話もありました。
学習指導・進学指導の充実がその一つとして挙げられます。進学指導重点校に指定されており、国公立大学、難関大学入試に対応する力を養成する体制が整っています。
また英語教育研究推進校に指定されており、英語運用能力を4技能に渡り高めることを初めとして英語力の涵養に努めています。
また探究活動の充実も特徴です。
SSH(スーパーサイエンスハイスクール事業)は普通科・創造理数科共通で受講する内容です。全国でこの事業に採択されている学校は200校以上ですが、立川高の取り組みに対する評価は大変高いとのことです。「課題設定、分析、発信する力」を身につけることをポリシーとして様々な活動を行います。
その他には探究科目に力を入れています。特に創造理数科では探求科目が3年間で5単位あり、授業中に探求科目を組み込むことで無理なく活動ができます。
また、3年次(選択科目)に履修することで総合型選抜を活用した進路選択をすることも可能にしています。

所感と2025年度推薦入試に向けて

所感

地域に根差した伝統校である立川高ですが、SSHで培った経験・知見を基により魅力的な学校へと発展していく印象を受けました。

2025年度推薦入試に向けて

推薦入試については上記ですでに触れたように普通科・創造理数科共に試験当日のパフォーマンスが結果を左右すると言えそうです。
そうは言っても受験生の中には、「推薦入試=内申点で合否が決まる」というイメージがあるかもしれませんので試しに2023年度の普通科の推薦入試における得点分布を確かめてみます。
受験生全員の得点がヒストグラムになっているのですが、面接において一番得点の高かった受験生と一番低かった受験生を比べるとその得点差は最大で75点の開きがあります(満点は100点)。
同様に小論文を見てみると得点差は最大で340点の開きがあります(満点は400点)。
こうして数字から確かめてみると試験結果には受験生間に得点差があることが分かります。
また創造理数科においては、口頭試問が250点満点で審査されます。この口頭試問では事前に提出する「研究実績報告書」に基づいて発表と質疑応答が行われます。
研究実績報告書は含めるべき6項目が定められており、分量はA4版2枚を自由に使って作成をするものです。作成に際して研究の内容が重要であるとともに、行ってきた研究の何を・どのように記すのかといった「蓄積してきた素材の精査」も重要です。
時間的な余裕のある時期から準備を始めていくことで、それまでに培ってきた経験や発想、知識や能力を活かすことにつながりそうです。

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