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10月上旬に慶應義塾高校(以下、塾高)では学校説明会が開催されました。このレポートでは、説明会の様子をダイジェストでお伝えします。

説明会内容

説明会は塾高の体育館である「日吉会堂」で行われましたが、会場にぎっしりと並べられた椅子のほとんどが埋まるほど大勢の来場者が集まりました。

挨拶・学校の基本姿勢について

最初は校長先生から学校の基本姿勢についてのお話がありました。塾高では「正統と異端」を兼ね備えた人材を目指して教育が行われています。
そのために行われる「3つの柱」は授業と課外活動と「協育プログラム」であり、「協育プログラム」は同窓会や大学、企業と連携するもの、生徒によるものなど様々です。
塾高の強みは伝統を重んじながらもその本質を追うからこそ取り組まれる革新の双方が組み合わさるキャンパスであり、6万人の卒業生ネットワークがあることです。
最後に校長先生からは沢山の選択肢がある中で何故、塾高なのかを検討してほしいことと中学ではバランスの取れた学びをし「正統」たるにふさわしい力を身につけてほしいというアドバイスがありました。

入学試験・教育課程について

次は、入学試験・教育課程について端的にまとめられたお話でした。

入学試験

推薦入試は一次:書類選考、二次が面接と作文の2段階選抜です。

教育課程

通常授業は週5日で行われ、第2外国語はドイツ、中国、フランスから選択することができます。
総合的な探究の時間では卒業研究を行います。
必修科目を多く設置しているのは塾生として当然備えてほしい知識を養ってほしいからです。

生徒生活について

次は「数字から見た塾高生」の諸側面の紹介でした。
全校生徒の通学時間の平均は1時間弱、全校生徒の就寝時間の平均は0時前など直観的に分かるように整理された紹介がありました。

特別教育活動について

最後は行事や部活動の紹介でした。
学校行事球技大会や陸上運動会のほかに選択旅行というものがあり在校生は3年間に一度以上行くことになっています。
クラブ活動は体育系に属する生徒が文化系のそれに対して5倍程度多いです。

所感と2025年度推薦入試に向けて

所感

言わずと知れた伝統校ですが、要点を簡潔に整理し全体を網羅する情報と視点を提示し、その後は参加者自ら考えるに委ねるといった雰囲気の漂う荘厳な説明会でした、

2025年度推薦入試に向けて

塾高の推薦入試の内容を確認していきます。

推薦入試の概要

推薦入試の出願における評定要件は、出願時における中学3年次の成績合計が38以上となっています。
その他の要件は特になく、多くの受験生が出願できる入試となっていますが、実際は高い活動実績が重視される傾向にあります。
特にスポーツ分野において全国でもトップクラスの実績を持つ受験生が集まりますが、学力面でもトップクラスである同校において、入学後も文武両道を実践できる生徒であることが求められます。
高い活動成績を収める受験生が多く集まる中で、いかに出願書類、二次選考の作文や集団討論、面接などでアピールできるかが重要となります。

選考方法

一次選考は書類審査、二次選考は作文・「面接」の2段階選抜です。

出願書類のポイント

出願書類の核となるのが「入学志願書」の志願理由欄です。塾高を志望する理由と入学後に取り組みたい内容について記述します。記入欄のスペースは400字~450字程度となります。
志望理由については面接でも突っ込んで聞かれるため、書類作成の段階からしっかりと考えを深め、納得感のあるものにしておくことが重要です。
スペース上あまり多くを書くことができないため、最も伝えたい内容を吟味したうえで、要点を絞って文章を組み立てていく必要があります。

また、「活動記録報告書」も重要な書類です。記入欄に沿って活動実績について記入していく形となりますが、せっかく大きな実績を残したりやユニークな活動をしていたりしても、第三者の視点で書類を見た時に内容が伝わっていないということは少なくありません。
必ず第三者視点で客観的に判断してくれる方に添削をお願いしたうえで、書類からその活動の“すごさ”が伝わるよう、記入方法を工夫しましょう。
なお、記載した活動成果については、基本的にはそれを証明する書類を添付する必要があります(「活動記録証明書類貼付用紙」)。

その他、「保護者による志願者紹介文(400字以内)」「志願者をよく知る方による志願者紹介文(400字以内)」も重要です。
なるべく志願者の多様な側面について言及することを意識する一方で、全体としての方向性は揃えるよう、事前に調整を行っておくことをおすすめします。

作文

作文の試験時間は例年30分間で、設問について400字以内で自らの意見を論述します。「あなたが考えるリーダーについて」など、志願者の物事に対する姿勢や考え方を問う内容の問題が多く、自らの考えを文章で表現する力が重要となってきます。
記述量は多くないものの時間が短いため、限られた時間の中で、自らの意見を明確化し、文章全体の構成を組み立てたうえで書き上げる練習を行っておきましょう。

「面接」

募集要項上は「面接」と書かれているだけですが、集団討論と個人面接を1回ずつ行っていた時期が数年間あります。また集団討論は行わず個人面接を2回行った時期も数年間あります。
以下では、個人面接と集団討論の両方に触れます。

・個人面接
個人面接の時間は15分程度で、受験生1名:面接官2名で行われます。面接では志望理由や中学時代に取り組んできた活動の詳細、慶應義塾高校において取り組みたいことなどについてなど踏み込んだ質問がされます。
出願書類に記載した内容のなかで聞かれそうなポイントについて考えを深めておくとともに、どんな方向から質問がきてもその場で対応できるよう面接練習を重ねておきましょう。

・集団討論
集団討論の試験時間は20分間で、1グループ6人で行われます。討論のテーマは近年社会で起きている出来事や問題が取り上げられることが多くなっています。
集団討論はディベートとは違い賛成反対に分かれて意見を戦わせるのが目的ではなく、参加者が力を合わせてより良い結論を導き出すことが目的であり、グループに対する貢献意識が重要になってきます。
グループの中で自分なりの貢献の方法を見つけ、実践していくことが高評価につながります。これまで集団討論を経験したことがないという方は、必ず事前に練習を行っておくことをおすすめします。

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