早稲田実業学校高等部学校説明会(推薦入試)レポート2024
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10月下旬に早稲田実業学校高等部(以下、早実)では推薦入試についての学校説明会が開催されました。このレポートでは、説明会の様子をダイジェストでお伝えします。
説明会内容
早実キャンパスにある小室哲也記念ホールで説明会は行われましたが多くの方が来場し、会場は活気を帯びた雰囲気でした。
挨拶
最初は副校長先生からのご挨拶でした。
早実は1901年創立であり125周年を迎える学校であり、文武両道がモットーです。
推薦入学で入学する生徒の存在は大きく、中核になり活躍し、勉強+aの頑張りをする姿勢で周囲を引っ張っていることが多く校内では見られます。
そのため、推薦入試で入学する人は文武両道であってほしいということです。
また昨年はサッカー、ラグビーが全国大会へ出場しました。応援には同級生たくさん参加しましたが、そこでは普段からの仲間が頑張る姿を見ています。
このような大きな舞台を通じて影響を与えることもあるので学校の中で大きな役割を担ってくれることを期待しています。
推薦入試
続いて推薦入試について教務部主任の先生からお話がありました。
卒業生が資産
早実にとって卒業生たちは大切な資産としてみなされています。
特にそれは後輩たちへの熱心な指導の形で魅力を発揮するようです。例えば、クラブ活動の監督、コーチとして、進路、将来等の相談相手として、学年を越えた豊かな人間関係を形成する役割としてなど校内の様々な場面、場所で卒業生たちが活躍しています。
推薦入試合格者の特徴
推薦入試合格者の特徴ですが、その一つは秀でた技術や技能です。それらは競技や種目に打ち込むひたむきな姿に裏打ちされています。
また時間管理能力すなわち先を見越して行動する力も共通する点です。
さらには諦めない力、集中する力も特徴として挙げられます。
高等部推薦入試について
出願資格ですがまずその前提は、入学後も活動の実績を伸ばし、学業との両立を図る意志のある人とします。
部活の兼部は可能ですが、推薦入試の人は最初に選んだ部活に軸足を置き続けることが必要です。ただ、何らかの事情で部活が続けられなくなった場合は、学校側もサポートする姿勢を持っています。
求められる学業成績ですが、要項記載通りの中学校での成績が求められます。また「入学後の学業面が心配である」という質問をもらうことがあるが、しっかりやればついていくことは可能であるというのが学校での認識です。
活動実績はスポーツ分野では「都道府県大会で8位以内に入賞した正選手」であることが必要です。正選手は「スタメン」という意味ではなく、登録がされている選手ということです。
また文化分野では都道府県レベルのコンクールで複数の入賞をしていることが必要です。都や県の選抜についてはこの後に話す、活動実績相談の時に判断をすることになっています。
活動実績相談ですが、受験生本人が参加する必要はありません。一人20分間程度の時間を想定しています。
持ち物の一つは「推薦入試活動実績報告書」ですが、大会名を正式名称で書き、大会へのエントリー数などは正確に記入することが必要です。
また活動を証明する資料はなるべく原本を優先し、印刷した状態で持参するようにしましょう。
そして中学校3年間の通知表のコピーも必要です。
出場した大会やコンテストに関してその規模や応募数について聞くので準備してください。スポーツ分野ならば例えば、予選において自分のブロックのエントリー数とその中で収めた順位、進出した都大会での順位等です。
文化分野ならば例えば、コンテストの応募総数とそのうちの中学生部門の応募数、その中で受賞した賞は何作品が受賞したのか等です。
なお、入試が行われる以前に合格の確約等の対処は一切していません。
所感と2025年度推薦入試に向けて
所感
早実に複数ある入試形式の内、推薦入試を経て入学する生徒たちに向けた期待が明確に伝えられた説明会でした。競技や活動の成績は大切ですが、高校生活は授業などの学習も大きな部分を占めます。そのため受験生は文武両道を意識して入試に臨むことが大切になりそうです。
2025年度推薦入試に向けて
早実の推薦入試の内容を確認していきます。
推薦入試の概要
中学第1学年と第2学年の学年評定および第3学年の12月末現在の全必修教科の評定(5段階評価)の合計が、94(平均3.5)以上で、かつ評定1を含まない者となっています。
出願要件としてスポーツ分野では「都道府県大会で第8位以内」が最低ラインとして求められるなど、活動成績が重視される傾向にあります。
スポーツ推薦入試としての色合いが強く、全国でもトップクラスの実績を持つ受験生が集まる入試ですが、入学後は内部進学生、一般入試生と机を並べて学ぶことになり、文武両道を実践できることが前提となります。
高い実績を修めている受験生が集まる中で、作文や面接で差別化を図っていくことが重要なポイントとなります。
選考方法
課題作文および個人面接です。
出願時のポイント
出願書類の中に志望理由書等の文章を記すことは求められていませんが、例年12月に行われる「活動実績相談」に参加し、そこで出願可能である旨を確認することが出願の条件となります。
課題作文
課題作文の試験時間は60分間で、与えられた課題文について自分の考えを600~800字で論述する形式が多いです。
「高校生になるにあたって、環境変化に伴う戸惑いをどう克服するか」など、物事に対する姿勢や考え方を問う内容の問題が多く、自らの考えを文章で表現する力が重要となってきます。
限られた時間の中で、主張を明確化し、文章全体の構成を組み立て、800字を書き上げる練習を行っておきましょう。
個人面接
個人面接は受験生1名:面接官5名で時間は15分程度です。
面接では志望理由や中学時代に取り組んできた活動について、将来の目標についてなど踏み込んだ質問がされます。
特に志望理由については、出願時に提出する必要がないため手薄になりがちですが、差別化のポイントとなる重要な要素ですので、時間をかけてしっかりと考えておく必要があります。
その他どんな方向から質問がきてもその場で対応できるよう、面接練習を重ねておきましょう。
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