早慶附属・係属高の推薦型入試:選考方法と選考科目
こんばんは。洋々のテリーです。
筆不精な私ですが、出願時期が迫ってきていますので、時には連投したいと思います。「もっと早くから書け」とのお叱りの声が聞こえてきますが、心を入れ替えて頑張ってまいります。
「ゲームを制するにはゲームのルールを熟知すべし」
ということで今回は、早慶附属・係属高の推薦型入試の大まかな「ゲームのルール」を紹介したいと思います。
一言で「推薦型入試」と言っても、その選考方法・選考科目は学校によって大きく異なります。まず、早慶附属・係属高の推薦型入試には全員が面接を受けられる「一段階選抜」の形を取っている学校と、書類選考で絞り込み、一次選考通過者のみが面接を受けられる「二段階選抜」の形をとっている学校があります。
●一段階選抜:早高院・自己推薦入試、早実・推薦入試、慶応女子・推薦入試、慶応湘南藤沢高等部・全国枠
●二段階選抜:早稲田本庄・α選抜/I選抜、慶応塾高・推薦入試、慶応志木高・自己推薦入試
一段階選抜の形をとっている学校では、出願したら必ず面接を受けられます(学校によっては筆記試験も)ので、出願してから慌てないように書類を作っている時期から当日課される科目についても少しずつ準備しておきたいところです。
また、早慶の附属・係属高の推薦型入試ではどこかで必ず個人面接が課されますが、慶応塾高・慶応志木高の2校では、面接日に個人面接以外にグループ討論が課されます。
さらに、「面接日に筆記試験(のようなもの、も含む)を課す」ところもあります。
●面接日に筆記試験(のようなもの、も含む)を課す学校:早稲田本庄・I選抜、早実・推薦入試、慶応女子・推薦入試、慶応湘南藤沢高等部・全国枠、慶応志木高・自己推薦入試
このように、全員が出願書類と面接だけで評価をされる早高院と、書類で絞った上に様々な選考科目が課される慶応志木高とでは、準備するときにどのように時間を使うか、という点も異なります。もちろん人によって持ち味が違いますので、どちらが楽か、ということは一概には言えません。
一般入試の準備も最終局面を迎える忙しい時期です。受験校を選ぶ時には、また受験校を選んだあとは、こうした点も考慮に入れながら、限られた時間で効率よく準備できるようにしましょう。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。