早稲田大学高等学院・自己推薦入試の全体像

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こんばんは。洋々のテリーです。
今日は明日試験日を控える大学受験の応援で更新タイミングを逃してしまいました^^;遅い時間にすみません。

さて、本日からいよいよ個別の学校の制度の解説に移りたいと思います。第一弾は、早慶附属・係属高の中でも、もっとも数多く推薦型入試の募集枠を持つ早稲田大学高等学院(早高院)の自己推薦入試です。全体像を以下に整理しました。

名称:自己推薦入試
方式:一段階選抜
募集人員:男子100名
出願資格:
・現中3
・第一志望、合格した場合は入学を確約できる者
・2年次の9教科学年成績および3年次の第2学期の学期成績がいずれも40以上
・3年間の欠席合計30日以内
校長推薦:不要
選考科目:出願書類、面接
倍率(2013年度):2.0倍

早高院の自己推薦入試は、出願した人が全員面接を受けることができる「一段階選抜」の入試となっています。また、試験日に課される筆記試験もありません。条件として課される成績要件は男子が受験できる早慶附属校の推薦型入試の中で最も高く設定されているものの、形式要件や学力で選抜するのではなく、より人物を多面的に評価したい、との姿勢が見て取れます。

なお、2014年度入試から出願資格に小さな(でも結構大事な)変更がありました。それは早高院を第一志望とすることに加えて「合格した場合は入学を確約できる者」という文言が付加された点です。以前の記事にも書きましたが、併願を最小限にとどめる意図もあってか、早慶の附属・係属高の多くは試験日(2次選考日)をぶつけています。しかし、早高院の面接日は2日間に跨るため、中学校の理解を得て両校に出願し、かつ「運が良ければ」早高院と塾高や志木高の推薦型入試の両方を最終選考まで受けることが可能でしたし、実際に両方の合格を獲得する受験生もいました。しかし、塾高は校長推薦を必要とする「推薦入試」のため、早高院と塾高両方に合格した人は、おそらくほぼ全員が塾高を選ぶことになっていたと思われます(裏を返せば、早高院は蹴られることになります)。今回の変更は、恐らく他校(特に塾高)に流れてしまう受験生が看過できないくらい発生したことへの対応と思われます。これがどのように早慶の志願者に影響を与えるか、注目したいと思います。

明日に続きます。


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