慶応義塾志木高校・自己推薦入試の「面接」
おはようございます。洋々のテリーです。
昨日は更新することができずにごめんなさい。
さて、今回は志木高・自己推薦入試の面接についてお話ししたいと思います。志木高のホームページで公開されている自己推薦入試の入試概要には、選考方法として以下のように書かれています。
●選考方法
・第1次選考:書類選考
・第2次選考:面接(第1次選考の合格者)
しかし、願書の中に入っている募集要項にはもう少し詳しく説明がされています。募集要項には「面接」の前に、「面接資料を記入して頂きます」とさらっと書いてあります。実際、過去の入試ではこの面接資料が個人面接における重要な材料となっていました。時折、「面接資料」の配点はどの位なのでしょうか、と聞いてこられる保護者の方がいらっしゃるのですが、残念ながら個々の選考科目ごとの配点は分かりません。ただ一つ考えられるのは、選考はあくまでも「面接」となっていることから、面接資料はあくまでも面接の素材となるものであり、資料そのものの点があるわけではないと考えています。もちろん、面接資料とその後の個人面接でのやり取りを合せて評価をされることになるはずですが、面接資料で何点、というような評価ではないと考えています。
さらに、これは募集要項にも明確に書かれていませんが、これまでの志木高・自己推薦入試の「面接」では、集団と個人合わせて面接は4回行われています。集団面接は1グループ4-5人で「グループ討論」と「集団面接」を合せた形のようなものが30分、個人面接は1対1、それぞれ10~15分のものが全部で3回行われてきました。集団面接ではその場でお題を課されますが、個人面接の質問は、出願書類と当日課される面接資料を材料として行われます。いずれも一問一答形式のような表面的な面接ではなく、対話を通じて受験生の本質をあぶりだそうとするものになっていますので、付け焼刃の面接対策では歯が立ちません。自分を深く深く見つめることが重要です。
ちなみに、志木高に問い合わせても昨年まで面接がどのように行われていたか、については答えてくれません。志木高が公表していること以外について、公にすることは如何なものか、という声もあるかもしれません。しかし、中学や塾の先輩に志木高・自己推薦入試を受験した人がいる人はこのことを知っていて、周りにそのような人がいない人はこれを知らない、というのはフェアではありません。私たち洋々は情報の有無で勝負するのではなく、情報を公平に知った上で、あくまでも受験生の皆さんにフェアに競っていただきたい、と考えています。それが、志木高が正しくよりよい人材を選ぶ上でもプラスに働くとも考え、公表されていないことも含めて敢えてここに記述しました。あくまでも2013年度までの形式ですので2014年度も同じように行われるかは不透明ですが、参考にして頂ければ幸いです。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。