慶応義塾高校・推薦入試:採りたい人物像

Pocket

こんにちは。洋々のテリーです。
早いもので11月も今日で終わり。暦の上でも明日からいよいよ冬に入ります。受験生の皆さんにとっては「直前期」という言葉が現実のものになってきます。ですが徒に浮き足立つのではなく、アドレナリン出しながらも、すべきことを淡々としていきたいものです。

さて、今回は塾高が推薦入試でどんな人材を採ろうとしているのか、について考えたいと思います。ゲームのルールも分からず、ただ挑むだけでは勝率は上がりません。出願書類、集団討論、個人面接と続くそれぞれの選考科目の準備を効果的に行うためにも、しっかりと彼らが考えるところに想いを巡らせておきましょう。

塾高・推薦入試の募集要項には以下のように書かれています。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●塾高・推薦入試募集要項より

「県大会くらいの大会で優勝していないと出願できませんか?」という質問を受けることがあります。皆さんの中には、三年間懸命にスポーツに打ち込んでという人、毎日休むことなく楽器練習に励んだという人、きっと大勢いることでしょう。そして、その努力にもかかわらず、結局は、大きな大会で優勝できなかったという人もいるのではありませんか。しかし、私たちは、突出した成果や、一つの分野についての成果だけを評価するのではありません。皆さんがいかなる場面においても最善の努力をしたのかどうかを総合的に評価したいのです。誰にも負けない充実した中学時代であったと自信を持って言える、そんな受験生を求めています。そして、これから迎える新たな三年間をどれだけ豊かにする力を持つ中学生なのかを見極めたいのです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ここに明記されているように、この推薦入試では塾高は「突出した成果や、一つの分野についての成果だけを評価するのではありません。皆さんがいかなる場面においても最善の努力をしたのかどうかを総合的に評価したい」と言っています。このことから、実績だけで合否が決まるものではないことは明らかです。また、「これから迎える新たな三年間をどれだけ豊かにする力を持つ中学生なのかを見極めたい」とも言っています。

塾高の様々な意味でのブランド力から、全国から多くの高い実績を持つ受験生がこの入試に挑み、また合格される方の多くも、華々しい実績を持っていることが多い印象があるのも事実です。

こうしたことから、塾高・推薦入試を「実績で決まる出来レース」のような印象をお持ちの方が多くいらっしゃいます。しかし、塾高が募集要項ではっきりと述べているように、塾高・推薦入試は高い実績の人を採ろうとしている入試ではありません。もちろん、実績はあるに越したことはありませんし、全国レベルで高い実績を積んだ人が多く受験する激戦であるのも事実です。実績が見劣りする、と考える人は、それ以外の面でいかに「他の人ではなく俺を選んだ方がいい」ということを、いかに塾高に分かって貰うかを他の人以上に徹底的に考える必要があります。一方、高い実績を持つ人であっても、「実績に甘える」ことなく、徹底的に自分を見つめ、全力で準備を進めなければ合格はおぼつきません。しっかりと準備しましょう。


洋々ではプロフェッショナルによる無料の個別相談を承っております。

個別相談申込ページからご予約いただくか、

電話またはメールにてご連絡ください。

電話:03-6433-5130(平日1400-2100、土1000-1900。水日祝休み。)

Eメール:you2_info@you2.jp

お気軽にご相談ください。