慶応義塾高校・学校説明会訪問記
皆さんこんばんは。洋々のテリーです。
さて、昨日から塾高・推薦入試を解説してきましたが、ここで一旦休憩したいと思います。
先日行われた塾高の学校説明会での説明会に私も参加したのですが、その概要をここに共有したいと思います。私が行ったのは10/19(土)に行われた説明会でしたが、残る2回でも同じようなお話がされたのではないかと思います。なお、あくまでも私が聞いたことを走り書きでメモし、それを起こしたものですので、細かなところは誤りもあるかもしれません。あくまでも参考として活用されて頂ければ幸いです。
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慶応義塾高校・学校説明会
日時:2013年10月19日(土)1330-1430
場所:慶応義塾高校日吉会堂
●15分校長先生のお話
●その後、主事の方(校長の補佐)三名の話
○カリキュラム、入学試験担当主事のお話
・全体の特徴
-一貫教育校:やりたいことに打ち込める環境
-大規模校:1学年720人、18クラス、全校で2200名、教職員200名→多様な生徒、多様な先生の存在。必ず仲間が出来る環境
-二期制、5日制、月火水金6時間、木は7時間、週31時間、木曜はホームルーム
-朝のホームルームない。1450に終了。その後クラブ活動
・カリキュラムの特徴
-社会理科の重視。一二年は必修科目、三年間理科も地歴公民も全員全て履修
-選択科目としての第二外国語の存在
-卒業研究の存在
-選択旅行は卒業要件となっている。10コースの中から選択し、三年間のどこかで一回以上の参加を求める
-進級は学業と出席状況で判定、点呼は授業単位。1~2%は落第。1年で落第する人が一番多い。
・大学進学について
-2013年3月は、卒業生711名のうち703名が慶応義塾大学進学。8名は推薦辞退。内部推薦を辞退しなければ外部受験はできない。外部受験者はほとんど医学部
-進路は三年間の成績で判定される。8割が第一志望の学部に行く
・入試について
-推薦入試・一般入試・帰国生入試の3つの入試が存在
-推薦入試は書類と面接(集団・個別)で選考
-一般入試と帰国制入試は、出願書類、筆記試験、個別面接2回で選考
-入学後は、入学形態による配慮はない(差別はしない)
-クラス替えは毎年行う
・質問カードについて
-質問への回答は後日HPにて開示
◯生徒生活担当主事のお話
・塾高の生活はパンフ参照
-理念をしっかり読むべし。生徒生活の全てがここに凝縮されている。特に「気品の泉源、智徳の模範」の意味
・卒業生紹介
-星野道夫さん写真家、エッセイスト、アラスカにすみ、大自然の写真。転機は塾高時代のアメリカ単身旅行。「日常を包んでいるオブラートのような皮膜を抜け出て、世界というものに触れて見たかった」、とのこと
・塾高生について
-主事ご自身の塾高出身の友人についても紹介、三ヶ国語堪能、高校時代の長期休暇でヨーロッパ
-先の高校生クイズ優勝は1年生。三人の出身校バラバラ。わずか数ヶ月で深いチーム関係を築いたコミュニケーション能力すごい
・その他バックアップ体制
-特に、以下の2つは自慢
-カウンセラーのいる相談室(生徒保護者の相談に乗る)
-毎日医師のいる保健室
・受験生へのメッセージ
-君は塾高で、どのような時間を過ごすのか。目指す時には考えて欲しい
-自分を中心に据えて、塾高で得られる色々な関係に想いを馳せる
・受験生に考えて欲しいこと
-多くの選択があったはずなのに、どうして自分は今ここにいるのか、なぜAではなく、Bの道を歩いているのか。
○特別教育活動担当主事のお話
特別教育活動=学校行事、クラブ活動、生徒会活動
【主な学校行事】
・6月:球技大会
-大学施設も使いながら開催
・10月:陸上運動会
-公式な競技場、人工芝、施設もいい
-クラブ対抗、30種目
-生徒が運営しながらも、定刻に開始され定刻に終了するすごさ
・11月:日吉祭
-10,000人以上の参加者
-後夜祭は高校体育館で行う
【クラブ活動について】
・全国一の数と自負する充実度
-文化部39、運動部44
-文化部人数最大は生徒会。ワグネル、マンドリン、吹奏楽、等が続く
-ソッカー、公式野球、アメフト、ラクロス、蹴球は部員が多い
-生徒の7割は運動部、2割文化部、残りはクラブチームなどで活動。何もしていない塾高生はいないと思っていい
-強い部が多い
-空手は昨年全国制覇
-それ以外でも全国大会に出場している部活は多い。文化部では棋道部、電子工学研究会、クイズ研究会、ディベート部などが全国大会出場。運動部は44部のうち、26部が全国大会出場
【生徒会活動について】
・文科省とも連動したリアル熟議
→ゲストを読んで会議。これまでのゲストの一例は北野大、Google元日本社長、など。
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○テリー所感
校長先生をはじめとして、各担当主事の方がかわるがわるお話をされる形式で進みました。プレゼンテーションには派手さは全くありませんが、慶応義塾の教育への強烈な自信と誇りは感じられる、非常に胸の高鳴る説明会でした。
大きな日吉会堂いっぱいに参加者がいましたので、恐らく軽く1,000人はいたのではないでしょうか。
「さすがは慶応義塾」との思いを新たにする、まさに王道を行く学校説明会でした。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。