慶応義塾高校・推薦入試:出願書類(その1)全体像
皆さんおはようございます!洋々のテリーです。
さぁ今日から12月。張り切ってまいりましょう!
さて、今回からは塾高・推薦入試の出願書類について解説してまいります。
塾高・推薦入試の出願書類は、志願者自身が考えて作成する書類は、志木高や早高院の出願書類と比べて少なくなっています。が、中学校の校長先生による推薦書をはじめ、本人以外の人に力添えを頂いて準備すべき書類がいくつもあるため、書類全体のボリュームとしては他校と変わらないものになっています。塾高の出願書類は以下の8点です。
1.入学志願書
2.出身中学校長の推薦書
3.入学志願者調査書
4.「学習成績一覧表」の評定人数分布表
5.活動記録報告書および活動記録証明書類
6.保護者による志願者紹介文
7.志願者をよく知る方による志願者紹介文
8.整理票その他
これら8点を、塾高所定の出願用封筒に収めて、1/16(水)を配達日とする簡易書留・配達日指定郵便で出願することになります。
志木高と同じように、塾高・推薦入試における出願書類の核となるのは、1.の「入学志願書」になります。A4サイズの紙の下半分くらいを使って、「志願理由」を10行にわたって書く欄が設けられているのですが、志願者が最も考えなければならない部分はここになります。A4サイズ2枚にわたって(合計52行にわたって)自分のことを書かなければならない志木高や、A3サイズの紙2枚分の記入が求められる早高院と比べると、明らかに分量は少なくなっています。また、自らの活動について記述した上でその証明も求められますが、それは「5.活動記録報告書および活動記録証明書類」にまとめる必要があります。
しかし、塾高の出願書類準備の注意点は、それ以外の部分にあります。まず学校の先生にお願いしなければいけない書類が、「2.校長先生の推薦状」「3.入学志願者調査書」「4.「学習成績一覧表」の評定人数分布表」と早高院・志木高と比べて多くなっています。従って、受験する意思が固まり、条件が整いそうなことが見えたら、早めに中学校とコミュニケーションを取り、年末年始の忙しい中でも先生方に気持ちよく準備頂ける状況を作っておきたいところです。また、「保護者」と「志願者をよく知る方」に、志願者に関する紹介文を書いてもらわなければならないのも塾高の出願書類の特徴です。
このように「自分が頑張れば何とかなる」というところ以外で、様々な人に力添えを頂いて初めて塾高・推薦入試の出願書類は完成することになります。ですから、志木高や早高院と同様に、塾高・推薦入試を受験される方もまた、受験の意思を固めたらすぐに出願準備に取り掛かり、出来る限り早めに段取りをつけるようにすることが重要です。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。