慶応義塾高校・推薦入試:出願書類(その4)志願者紹介文

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こんにちは。洋々テリーです。
最近はなんでも先取り礼賛の風潮がありますが、私は11月からイルミネーションを見る気にはどうしてもなれません。やはり季節感や「旬」の感覚は大事にしたいところです。けど昨日から12月ですので意地でも見まい、としてきたイルミネーションも解禁です(笑)。

さて、今回は塾高・推薦入試の出願書類の大きな特徴の1つである、「志願者紹介文」について考えたいと思います。

塾高・推薦入試では、「志願者紹介文」というものの提出が求められますが、これは志願者以外の人に、志願者を紹介させるという塾高・推薦入試に固有のものです。本人以外の大人に「紹介」させることで、より多面的に本人を評価しようしていることがうかがえます。
塾高・推薦入試で求められているのは以下の2つの紹介文です。

・「保護者による志願者紹介文」
・「志願者をよく知る方による志願者紹介文」

「保護者による志願者紹介文」では、「志願者の人物像」および「塾高の推薦入試を受験させる理由」の2点について、記入することが求められています。一方、「志願者をよく知る方による志願者紹介文」では、「志願者の学校内外での活躍」および「志願者の人柄や特技」について、記入することが求められています。

特に「志願者をよく知る方」の方は、学校の先生であれば勝手知ったるものでしょうが、クラブチームのコーチとか道場の師匠など、お相手によっては、あまり慣れていらっしゃらないために、準備して頂くのに時間がかかる場合があります。受験が決まったら、早めに打診だけして、心の準備をしておいていただきましょう。また、出願スケジュールや、自分の段取りの状況などを折々で共有しておくことも、礼儀の上でも実際の上でも重要です。できる限り、密にコミュニケーションを取りながら準備を進めて頂きましょう。

留意すべきなのは、これは「推薦文」ではない、という点です。紹介文2通のうち、1通が保護者のものとなっていることからもわかるように、これはあくまでも「志願者の『人となり』をよく知っている人の志願者評」を知りたい、という意図を感じます。ですので、美辞麗句を並べてもあまり意味がありません。また、「志願者をよく知る方」は、本当に「よく知る方」である必要があります(2親等以内の人は不可)。保護者の方から時々、「政治家の先生や、社会的なステイタスの高い方の紹介文の方が良いか」という質問がありますが、よく知っている方がたまたま社会的なステイタスが高いのであれば問題はありませんが、本人をよく知らない方がこれを書いても全く意味がありません。「志願者のことを客観的によく分かるようにして欲しい」これが彼らの求めるものなのですから。


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