早稲田大学本庄高等学院・α選抜:面接
こんばんは。洋々のテリーです。
せっかく気持ちのいい夜ですので、今日は本庄・α選抜について一気に行きたいと思います(何がせっかくなのかわかりませんが)。
出願書類に続いて、今回は本庄・α選抜の面接について解説して参ります。本庄・α選抜は書類で1次選考がされ、面接で2次選考がなされるという2段階選抜の形式を取っています。本庄・α選抜の2次選考は、例年、先生5人に対して受験生1人、という形で15分から20分の時間をとって行われています。他の早慶附属・係属高の推薦型入試と同じように、出願書類を素材として多面的なチェックがなされることになりますので、しっかりと自分の世界観を固めておくことが重要です。
問題は、2次面接にどのような心構えで臨むべきか、という点です2013年度入試の倍率をおさらいしましょう。
○早稲田本庄・α選抜の倍率(2013年度)
全体:出願者237名→1次通過117名→最終合格96名
―倍率:1次…2.0倍、2次…1.2倍、全体…2.5倍
うち男子:出願者115名→1次通過73名→最終合格64名
-倍率:1次…1.6倍、2次…1.1倍、全体…1.8倍
うち女子:出願者122名→1次通過44名→最終合格32名
-倍率:1次…2.8倍、2次…1.4倍、全体…3.8倍
本庄・α選抜では書類と面接だけという極めてシンプルな形で選考を行われ、その分面接の比重が高くてもおかしくないはずなのですが、この数字だけを見ると、面接の比重はそれほど大きくないようにも見えます。女子の募集人員が少ないことから女子の方が相対的に倍率は高くなっていますが、男女共通するのは「1次の倍率の方がだいぶ高い」という点です(すなわち2次の倍率は相対的に低い)。
具体的に数字を見ると、女子は1次の倍率は2.8倍、2次の倍率は1.4倍となっています。要は、1次で概ね3人が1人に絞られ、2次でさらに3人から2人に絞られるイメージです。一方で男子は1次で1.6倍、2次の倍率は1.1倍となっています。同様に1次で3人から2人に絞られ、2次では11人受けたら10人通過する、ということになります。
このように数字の上では、1次通ったらだいぶ合格が見えてくるように見えます。それはそれでその通りなのですが、違った見方もできます。仮に不合格になったとしても、それはあくまでも本庄のα選抜の面接での基準に満たなかった、というだけのことであり、本来は受験生の人間性を否定するものではないのですが、「あまり落ちることがない」状態の中でそれを取りこぼすと、中学生の中には想像以上に精神的なダメージを受ける方も恐らくいらっしゃいます。だからこそ、2次選考は必勝を期して臨んでいただきたいですし、面接のことも予めしっかりと想定して出願書類をしっかりと作りこんで頂きたいと思います。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。