慶応義塾女子高校・推薦入試:全体像
こんにちは。洋々のテリーです。
今日は暖かくて気持ちいいですね。しかし関東地方は明日からまた一気に寒くなるようですので、皆さん体調管理に十分注意してください。
さて、今回から慶応義塾女子高校(女子高)の推薦入試について解説して参ります。まず女子高・推薦入試の2014年度の概要を整理しました。
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名称:推薦入試
方式:一段階選抜
募集人員:女子20名
出願資格:
・現中3
・第一志望
・学校長の推薦を受けたもの
・評定については以下の全てを満たしているもの
-第3学年の9教科の評定合計が42以上
-理科と社会の評定がともに5
-2の評定がない
・中学入学時から2013年12月末までの欠席・遅刻・早退の合計数が5以内
・中学生として諸活動に積極的に取組んだもの
校長推薦:必要
選考科目:出願書類、適性検査、個人面接
倍率(2013年度):4.3倍
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絶対数はまだ少ないものの、2013年から募集人員が倍増となった点がまず特筆すべき点です。さらに、先日の記事(「早慶附属・係属高の推薦型入試:2014年度入試の変更点」(11月21日))の中でも述べましたが、今年から大きく出願条件が緩和されたことも、女子高を志望される人にとってチャンスが大きく広がった点も見逃せません。しかし、大幅に緩和されてもなお出願条件はかなり厳しいものとも言えます。高い全体評定をはじめとして、理科・社会ともに5であること、さらにほとんど休むことなく学校に出席していることも求められています。他の早慶附属・係属高でも出席の条件は課されていますが、他校の場合は普通に通っていれば多くの人がクリアできる位の水準です。しかし女子高の場合は「3年間で5以内」しか欠席が認められません。しかもこれに遅刻・早退までカウントされるのは早慶附属・係属高の中でも女子高だけです。さらに当日筆記試験が課されるとともに、全員を面接することで、単なる外形要件だけでなく、一人一人の人物を多面的にじっくり見極めよう、という意図が感じられます。
条件が緩和された2014年度の女子高の推薦入試でも、依然としてハイレベルな競争となることが予想されます。せっかく大きく門戸が拡げられたのですから出願資格を満たした人はぜひチャレンジして頂きたいと思います。そしてそのチャンスを活かしきるためにも、「準備してもしすぎることはない」という意識で万全の態勢で挑んでいただきたいと思います。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。