慶応義塾女子高校・推薦入試:2014年度入試の変更点
こんにちは。洋々テリーです。
この時期位になると、受験生の皆さんは夜遅くまで根を詰めて勉強する方も多くなってきますが、睡眠不足は思考能力や判断力を大きく低下させます。頑張ることは大切ですが、元気でいなければ頑張ることもできません。適度に休息をとって、心身共に元気でいる、ということを意識しましょう。
さて、今回は女子高・推薦入試の2014年度入試の変更点を整理したいと思います。過去の記事でも何度か触れていますが、早慶附属・係属高を狙う女子の皆さんにとって、今年度の女子高・推薦入試の制度変更はかなりインパクトのあるものですので、強調しておきたいと思います。
一言で言うと、2014年度の女子高・推薦入試は、多くの受験生にチャンスを大きく広げたものになっています。ポイントは以下の3つです。
1)募集人員倍増
2)出願条件の大幅緩和
3)学校ごとの推薦上限の廃止
まず、2013年度まで10名しかなかった募集人員が2014年度から20名に倍増しました。これによって内部進学を除いた高校からの募集枠の2割を推薦入試で採られることになります。女子高の学校説明会でもこの制度変更について時間を割いて解説をされていましたが、これは推薦入試で入学した人たちが、期待通りかもしくはそれ以上の成果を上げていることを受けてとのことです。説明会でも「世の中の流れでは推薦入試を縮小の方向に見直していた時期に女子高では推薦入試を始めたが、開始した2008年度以降6年たち、推薦入試で入学してきた生徒の皆さんを見て、『推薦入試いいじゃないか』という評価が固まってきた」というようなことを仰っていました。先輩たちが切り拓いてくれたこのチャンスを、ぜひ多くの方に活かして頂きたいと思います。
次の「出願条件の大幅緩和」はより大きなインパクトがあるかもしれません。2013年度まで、女子高・推薦入試では、「中学校の3年間を通して部活動に積極的に取り組み」かつ「生徒会活動に積極的に取り組み」かつ「学習面で顕著な成果を挙げるか、または知的関心や能力が極めて高い」ことを全て満たしていることが出願条件となっていました。高い評定(45点満点で42以上)を確保しながらこれら3つの条件を兼ね備えることは、多くの受験生にとってかなりハードルの高いものでした。これが「中学生として諸活動に積極的に取組んだ者」という表現に変わったことで、かなり多くの人に門戸が開かれることになったはずです。
同様に、「学校ごとの推薦上限人数廃止」はそれと比べると小さな変更に見えますが、これによってチャンスを得る人も多いと思います。かつて「一つの中学校から女子高・推薦入試を受験できる人は1名」となっていましたが、2013年度に「女子高が指定した中学校については2名まで認める」と若干緩和されたのですが、今回の変更によって条件を満たしていれば何人でも女子高・推薦入試を受験できることになりました。
今回の変更で受験者がどの位変化するのかについては、注意深く見守る必要がありますが、女子高への志望が高い人で、出願条件を満たしている人は、ぜひこの広がったチャンスを活かして頂きたいと思います。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。