早稲田実業学校・推薦入試2017:採りたい人物像
こんばんは。洋々のテリーです。
心配事や悩み事があると生産性が落ちる経験は誰にでもあるのではないでしょうか。私の場合、そういう時は考える暇もないほど忙しくするようにしていますが、受験も同じ。試験本番が近付いてくると色々な不安が頭をよぎることもあるでしょうが、考えてもいいことは一つもありません。淡々と、粛々と、徹底的にやることをやって心配事に心がとらわれないようにしたいものです。
さて次も早実の推薦入試の解説です。今回は、早実が採りたい人物像について考えていきます。早実・推薦入試の募集要項には、他の早慶附属・系属高と異なり、この入試制度の趣旨や期待する人物像の表記がありません。しかし、実績について出願条件が事細かに決められていること、それを出願前に事前に確認する機会として活動実績資格相談を設けていること、出願書類もその競技・活動の中での能力の高さを見極めようとする箇所が多いことなどから、部活動で活躍することを通じて早実に様々な面で貢献することを期待していると考えるのが自然です。
では何を期待しているのでしょうか。以前、早実の先生にお話を伺ったところ、以下のような趣旨のことをおっしゃっていました。私が個人的に伺ったものを解釈して書いていますので、伺った言葉をそのまま書いたものではありません。また、あくまでもお1人の先生のお考えかもしれませんし、これが早実の全てを表しているとは限りません。一つの視点としての参考、捉えてください。
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「本校は文武両道をモットーとしており、一般入試で来てくれる学生とは違った能力を持った人を本入試制度で取りたいと考えている」
「本校はクラブ活動が盛んであるため、その中で活躍してくれることを期待するのはもとより、ある種の『エキスパート』として異なる価値観、生き方を有形無形の形で見せることで周囲に刺激を与えて貰うことを期待している。それぞれの分野の中で『上を目指している人』がいる、『上を目指すとはどのようなことか』ということを知って貰うことで、「勉強が出来る人」達に様々な刺激を与えて欲しい。ひいては、社会には自分とは異なる価値観を持っている人がいて、それぞれの分野で上を目指す人たちによって成り立っている、ということを知って欲しい」
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このお話からは、早実・推薦入試でも、単に実績がすごいから採るということではなく、高い実績を勝ち取り、さらに上を目指す人が醸し出す凄みを、他の生徒に様々な形で伝えて貰いたいと期待されていることがうかがえます。実績に甘んじることなく、早実が何を考えてこの入試を行っているかを考え、書類・面接・作文の準備をしていっていただきたいと思います。
洋々では、実績を最終合格に繋げるために、早実・推薦入試で求められるすべてをサポートする講座をご用意しています。また、無料の個別相談も随時行っております。各競技・各分野で腕に覚えがある人同士の競争の中で、一歩抜きんでたいとお考えの方は、ぜひお問い合わせください(電話:03-6433-5130、メール:you2_info@you2.jp)。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。