早稲田大学本庄高等学院・α選抜2017:出願書類その2(活動記録報告書)
こんばんは。洋々のテリーです。
首都圏でも夕方の冷え込みが若干厳しくなってきました。やることがどんどん増えてくる時期ですので、体調管理には十分すぎるほど注意しましょう。
さて次は、本庄・α選抜の出願書類の核となる「活動記録報告書」について解説して参ります。2016年以前と若干の変更もあります。
本庄・α選抜の志願者が準備すべきものの中で、最も時間を使って考えたい(考えざるを得ない)のが「活動記録報告書」です。2016年度まで、この活動記録報告書はA3サイズ表裏の1枚ものだったのですが、2017年度入試から片面印刷のものA3サイズの2枚に分割されました。1枚目には、「出願資格の選択」「最もアピールしたい活動・成果」および「それ以外の活動・成果」、そして「自己PR」を記入することが求められています。さらに、これらの活動について、担任の先生および校長先生の確認印が必要です。学校長の推薦状が求められる「推薦入試」ではありませんが、事実の記録であることを学校の先生方に確認して頂かなければなりません。遅くとも年明けすぐに出願しなければなりませんので、冬休みの時期に入る前に、いつまでに提出したら必要な手続きをして頂けるかという段取りを予め確認しておいた方がいいでしょう。できるだけ早めに確認をし、そこから逆算して出願書類の準備をしていきたいところです。
なお、「最もアピールしたい活動・成果」の欄は、2016年度までは「(ア)~(ウ)のうち、1.で○をつけたもののみについて記入してください(テリー注:1.とは、出願資格の選択、のこと)」という注意書きがついていたのですが、2017年度はその文言は削除されています。しかし、活動報告書の記入要領には1.出願資格で○をつけたもののみ記入するように指示がありますので、選んだ1つの項目だけに記入するよう注意しましょう。
また、活動記録報告書の2枚目は、原稿用紙の設定になっています。ここに本庄への志望理由を800字で記入しなければなりません。書類の志望理由の項目にはもう少し細かな条件が書かれており、「本学院を第一志望校としている理由」「入学してから自分がしたいと思うこと」をしっかりと説明しなければなりません。
1つ目の条件は2016年度までは「本学院に入学したい理由」となっていましたが、2017年度から「第一志望校としている理由」に変更されました。もともと出願資格には第一志望であることが求められていましたので本質は変わりませんが、志望理由の中でもそれを明確に表現することが必要になりました。
繰り返しになりますが、本庄・α選抜は「1次選考に通過するかどうか」が大きなポイントです。単に活動や実績を誇示することで出願書類の作成を終わらせてはいけません。活動記録報告に関する資料貼付用紙をどのように使ったらいいのか、工夫できる余地はないかを追求しましょう。また、その実績や経験を通じて得られた自分の「無形の何か」とは何かを徹底的に考え、その重みや価値を本庄に正しく理解してもらえるよう、表現する言葉を磨きぬいて準備を進めてください。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。