MARCH附属校の推薦型入試の全体像2018

こんにちは。洋々テリーです。

今回はMARCHと呼ばれる首都圏の有力私立大学の附属高校の推薦型入試について見ていきましょう。ちなみに、MARCHとは5つの大学の頭文字を取ったもので、明治（M）、青山学院（A）、立教（R）、中央（C）、法政（H）をまとめて呼ぶときに大学受験業界では一般的に使われるものです。早慶上理G-MARCH、明学成成獨國武、日東駒専大東亜帝国、とほぼ当時の偏差値順に並んでいたこともあり、語呂合わせが好きだった私も受験生の頃に面白がって覚えたものですが、今思えば、ICUはどこに入るのか、とか津田塾はどうなんだ、とか「ツッコミどころ」がたくさんあります。また、こんなまとめ方して大学にも失礼だし、学力のモノサシだけで測っている感が満点だし、ちょっと時代遅れでもありますね。でも、便利なのでここではMARCHという呼び方を使いますm(__)m。

早慶同様、MARCHの附属校でも推薦型入試は行われています。MARCHの附属校は、明治3、青学2、立教2（姉妹校除く）、中央4、法政3と全部で14ありますが、ここでは高校入試を行っている学校を見ていきます。
※なお、立教は慶應義塾と同じく、各高校が大学と同列とされており、厳密には附属ではありませんが、このブログでは便宜上附属校と表記することにします。また、立教女学院と英国立教は「姉妹校」という位置づけなので、附属校には含めていません。

●MARCH附属校の推薦型入試の一覧2018
【明治】
明治大学附属明治高校　推薦入試　募集人員40名（男女合計）
明治大学附属中野高校　スポーツ推薦入試　募集人員30名（男子のみ）
明治大学附属中野八王子高校　推薦入試　募集人員75名（男女合計）

【青山学院】
青山学院高等部　推薦入試　募集人員70名（男女合計）

【立教】
立教新座高校　推薦入試　募集人員40名（男子のみ）

【中央】
中央大学附属高校　一般公募制推薦入試　募集人員80名（男女合計）
中央大学附属杉並高校　一般公募推薦入試　募集人員130名（男女合計）
中央大学高校　推薦入試　募集人員50名（男子25名、女子25名）
中央大学附属横浜高校　推薦入試　募集人員30名（男女合計）

【法政】
法政大学高校　推薦入試　募集人員40名（男女合計）
法政大学第二高校　書類選考　募集人員300名（男子200名、女子100名）
法政大学国際高校*　書類選考　募集人員210名、思考力入試10名（ともに男女合計）

*法政大学女子高校が2018年度より校名変更、共学化するもの

MARCHの附属校の中で、高校からも入学者を受け入れ、かつ、一般入試以外の方法でも選抜を行っているのは上記の12校です。推薦型入試と言っても、明中のようにスポーツ実績を求める学校もあるのに加え、法政二高や法政国際のように、中学校の先生と予め相談した上で書類選考だけで選抜を行っている学校もあるので、ひとくくりで語ることはできませんが、それでも、2018年度入試に置いてMARCH附属校には1,000人以上の推薦型入試の枠が用意されています。ちなみに、これらの学校の一般入試の枠もほぼ1,000人ですので、MARCHの附属校は、高校からの受け入れ枠の半分を推薦型入試で採っていることになります。

2020年に始まる大学入試改革の影響を避けようと、高大一貫校を選択する動きがみられます。数年前から私立の中学校入試でも、大学の系列校が人気化している状況もあります。MARCH附属校への進学を希望されていて、出願条件を満たす方は、チャンスを増やすためにも推薦入試も選択肢として検討してみると良いでしょう。

私たち洋々は、高校推薦入試準備のパイオニアと自負しています。無料の個別相談も行っておりますので、推薦入試の受験を考えていらっしゃる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください（03-6433-5130）。