慶應義塾志木高校・自己推薦入試2018:採りたい人物像
こんにちは。洋々のテリーです。
さて、今回は慶應志木高が自己推薦入試でどんな人材を採ろうとしているのか、について考えたいと思います。他校の解説でも述べましたが、これは出願書類を準備する上でも、面接の練習をする上でも重要な指針となるものですので、しっかりと彼らの求めるものに想いを巡らせておきましょう。
志木高の自己推薦入試の募集要項には以下のように書かれています。
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●志木高・自己推薦入試募集要項より
「本校では2003年度より従来の入学試験(一般入試、帰国生入試)に加えて、自己推薦入学試験を行っています。これは、高校生活において自ら学ぶ目的を明確に示すことができる生徒をより広く求めたいと考えたからです。(中略)
受験生の皆さんは、これまで自分が熱心に取り組んできた活動と、そこから自分が何を学んだかを入学志願書によって示してください。これは必ずしも大会、コンクール等で成績順位を重視するものではありません。自分が中学校生活を通じ真剣に取り組んできた活動によって何を得たかを示すことが大切です。」
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ここではっきりと書かれていますが、志木高は「高校生活において自ら学ぶ目的を明確に示すことができる」ことを受験生に期待しています。また、自分が「熱心に」取り組んできた活動から得た学びを示すことも求めています。このようにこれまで何をしてきたか、そこから何を得て、今後はどう学んでいくのかを、自分なりに考えそれを示すことができる人を自己推薦入試のプロセスを通じて採ろうとしている、ことが読み取れます。あえて「実績」のレベルを重視しない、と書いている点も意識しなければなりません。スポーツや文化活動を高いレベルで頑張ってきた人は、「実績」を評価してもらえる、と考えがちです。しかし、志木高は単なるラガーマンを採りたいわけでも、単なる野球が上手な人を採りたいわけでもありません。もちろん高い実績は、それはそれで素晴らしいのですが、あくまでも志木高は、目的意識を持って志木高の3年間を大いに味わえる人を採ろうとしているわけですから、自分は何のために志木高を選ぶのかについて、しっかりと語れるようにしておく必要があります。
なお、抜粋した上の文章の前段では、慶應義塾の建学の精神に触れた上で、志木高の生徒に望むこととして「自ら考える人」であることを挙げています。志木高の自己推薦入試は、この「自ら考える人」であるかどうかを、高校3年間という時間をどのように使うか、ということを述べさせることで見極めようとしている入試、と言ってもよいでしょう。
「実績」がある人だけを採る推薦型入試も世の中にはありますが、志木高の自己推薦入試は「実績」以上に、これまでの活動から何を得て、今後につなげるか、ということを見る入試になっています。その意味で、出願条件さえ満たせば、多くの人に合格のチャンスがある入試であるとも言えます。深く、深く、自分を見つめて準備をしましょう。
洋々では、志木高自己推薦入試の準備に向けた講座をご用意しています。また、11/18(土)まで、志木高自己推薦入試の受験を視野に入れている方を対象とした「個別相談ウィーク」を開催しています。事前予約制となっておりますので、残りの時間を効率よく、効果的に使って他の人と差別化したい、とお考えの方はお早めにお問合せいただければと思います(電話:03-6433-5130、メール:you2_info@you2.jp)。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。