早高院と志木高:自己推薦入試における出願書類の違い
こんばんは。洋々のテリーです。
寒い中にずっといるとすごくお腹が空きます。恐らく体温を保とうとして脂肪を燃やし、その分エネルギーを補充しようとしているからでしょう。最近は、「その時食欲に任せて食べることを抑えれば、みるみる無駄な肉を落とせるのではないか」という、「寒さダイエット」なるものを想像してみたりしています。
早慶というブランド、出願に求められている条件、立地などの面から、特に埼玉県や東京西部に住んでいる方は、早高院と志木高を何らかの形で検討の俎上に載せることが多い印象があります。どちらも校長推薦が必要ありませんし、早慶附属・係属高の推薦型入試の中でもひときわ「人物本位」の選考を行っている印象があるのもこの2校です。今回はともに自己推薦入試を行っている早高院と志木高の出願書類の違いについて考えたいと思います。
早高院・志木高の自己推薦入試ともに、外形的な実績や資格以上に、受験生の内面を深く探ろうとしていることが出願書類の核となる書類からも見て取れます。どちらも、受験生の「これまで」と「これから」を内面的な部分も含めて評価するために、文章で詳細に説明することを求めています。この両校の出願書類における違いはどのようなところにあるのでしょうか。
<出願書類の「核」比較:早高院vs志木高>
●早高院
・出願書類の「核」:出願者調書
・様式:A3サイズ2枚
・主な質問項目:9つ
●志木高
・出願書類の「核」:入学志願書(C)(D)
・様式:A4サイズ2枚
・主な質問項目:3つ
早高院の用紙はA3サイズとなっていますので、最終的に書ける量は早高院の方が多くなるとは思います。ただし、志木高の所定用紙は1行の幅が狭く、文字を小さくすればかなりの字数が書けますので、字数の量はそれほど大きな差にはならないでしょう。
より大きな違いは、質問の細かさです。早高院では質問が9つ用意されており、それに1つ1つ答えを考えなければいけない大変さはありますが、見方を変えれば受験生が答えるべきことをより具体的にイメージできるもの、とも言えます。対する志木高は、出願書類における質問は3つ。問が少ない分楽に感じる部分もありますが、その分自由度が高くなるため、何をどのような構成で書くべきなのかについてより頭を使う必要があるとも言えます。
人によってどちらの形式の方が書きやすいかは変わってくると思いますが、合格水準の出願書類を作る上で、行う作業は変わりません。「これまで」「今」「将来」そして「自分にとってのその高校の意味」について考えを巡らせ、自分の言葉で表現する試行錯誤が必要です。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。