慶應義塾高校・推薦入試2018:出願書類(その2)入学志願書
こんばんは。
今年はあまりさんまを食べないうちに冬が近づいてきてしまって寂しい洋々テリーです。さんまがあまり出回らなかったのも地球温暖化の影響でしょうか。
さて、今回はまた塾高に戻って、塾高の出願書類について解説してまいります。今回は、志願者が準備すべきものの中で、もっとも時間を使って考えたい「入学志願書」についてです。入学志願書はA4サイズの紙1枚からなり、上半分は氏名や学歴、保護者の連絡先などを記入する欄、下半分が志願理由を書く欄になっています。この下半分の「志願理由」をどれだけ固められるか、が塾高・推薦入試で合格を勝ち取るカギとなります。
志願理由を書く欄には「なぜ君は本校の推薦入試を受験するのですか」「君は本校に入学したならばどのようなことをしようと思っているのですか」という2つの質問が付記されています。ですので、何らかの形でこの2つの質問に答える必要があります。
さらに「君自身の言葉で自筆で書いて下さい」という条件も付いています。そもそも志望理由は本人が内容を考え、自分で書くのが当たり前と思いますが、わざわざこの断りを入れてあることを重く受け止めましょう。いずれの学校でも志望理由は面接における最も重要な材料とされますが、塾高の推薦入試の面接では、特に「いかに自分で考えたか」ということを確認される、と考えた方がいいと思います。
志木高や早大学院と比べ、書く欄が少ないため、塾高・推薦入試を受験する人は作業の負荷が少なくてよかった、とホッとする人もいるかもしれません。しかし、字数が限られるということは、裏を返せばそれだけ密度濃く限られたスペースを使う必要がある、ということでもあります。
「少ないスペースの中で、どれだけ濃く自分の考えを書くことができるか―」ただスペースを埋めただけのような薄い志望理由ではなく、何度も書き直し、推敲をすることで、徹底的に密度の高さを追求して頂きたいと思います。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。