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洋々LABO(高校受験) > 高校推薦入試 > 慶應系列高校 > 【解説】慶應義塾志木高校 自己推薦入試の全体像

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慶應義塾志木高校(以下、慶應志木高校)は埼玉県志木市に所在する男子校です。慶應義塾の一貫教育校のひとつであり、基本的には全員が慶應義塾大学に進学することができます。

同校には、一般入試・帰国生入試・自己推薦入試の3つの入試制度が用意されていますが、本記事では慶應志木高校の自己推薦入試について解説します。

慶應志木高校 自己推薦入試の概要

慶應志木高校 自己推薦入試の特徴

慶應志木高校自己推薦入試は書類選考による第1次選考と面接(集団討論・面接資料作成含む)による第2次選考の2段階選抜により行われます。

慶應志木高校は自己推薦入試の実施の意図について以下のように説明しています。

本校では2003年度より従来の入学試験(一般入試,帰国生入試)に加えて,自己推薦入学試験を行っています。これは,高校生活において自ら学ぶ目的を明確に示すことができる生徒をより広く求めたいと考えたからです。この自己推薦入試では,従来の筆記試験と面接による選考とは異なり,入学志願書と面接によって選考を行います。受験生の皆さんは,これまで自分が熱心に取り組んできた活動と,そこから自分が何を学んだかを入学志願書によって示してください。これは必ずしも大会,コンクール等の成績順位を重視するものではありません。自分が中学校生活を通じ真剣に取り組んできた活動によって何を得たかを示すことが大切です。

入学志願書,面接を通して,これまで自分が得たこと,これから何を学ぼうと考えるのかを存分にアピールしてください。広く全国各地から意欲溢れる皆さんの応募を期待しています。

引用元:慶應志木高校HP

上記の通り、合格には必ずしも大会やコンクールでの華々しい入賞実績は必要なく、それよりも中学時代の活動に対する取り組みの姿勢やそこからの学び、高校入学後の目的意識などが重視される傾向にあります。

例年第1次選考で80名程度に絞られ、第2次選考で40名程度が最終合格となります。入試倍率は2倍前半~3倍前半程度となっていますが、4倍近くなる年もあります。

自己推薦入試合格者は原則必ず入学しなければなりません。自己推薦入試に不合格となった場合でも、一般入試または帰国生入試に出願することが可能です。

募集人数・出願資格・試験科目

募集
人数
評定
要件
欠席
日数
その他要件 1次 2次
約40名 合計38以上* 合計30日以内 特になし 書類選考 個人面接・
集団討論・
面接資料

*3期制の場合は2学期、2期制の場合は1学期あるいは2学期中間の評定

選考日程

出願登録(インターネット):2022年12月1日(木)~2023年1月2日(月)13:00
出願書類郵送:2023年1月5日(木)を配達日とする「簡易書留・配達日指定郵便」

第1次合格発表:2023年1月22日(日) 10:00

第2次選考:2023年1月23日(月)

合格発表:2023年1月24日(火) 10:00

入学:2023年4月

 

第1次選考:書類選考

第1次選考は書類選考です。ここでは特に重要な書類に絞って解説をします。

入学志願書(C)(D)

出願書類の核となるのが「入学志願書(C)(D)」です。以下の3つの質問から構成されています。

  • 本校を志望した理由を書きなさい
  • 中学時代に熱心に取り組んだ事柄を一つ取り上げ、その経験を紹介し、そこから自分が得たことを書きなさい
  • 高校生として、どんなことを学びたいと考えているかを書きなさい

入学志願書(C)(D)は1次選考の材料となるだけでなく、2次選考の面接でも入学志願書から質問されることが多くあります。書類作成時より面接を想定して記述内容以上に考えを深めるとともに、一貫した軸(世界観)を作り上げておくことが重要となります。

入学志願書(B)

中学時代の学校内外の活動、大会・コンクール等での成績、所得した資格・技能について欄の沿って本人が記入する書類です。
限られた記入欄でも読み手に対してアピールしたい内容が正確に伝わるような書き方の工夫が必要です。

入学志願書(B)に関する資料貼付用紙

中学時代の諸活動の実績、資格・技能を示す資料(新聞や雑誌の記事、表彰状、資格・技能の証明書のコピーなど)をこの用紙に貼付します。場合によっては貼付用紙のサイズに合わせて縮小コピーをする必要があるので、出願間際になって慌てることのないよう事前に資料の整理をしておきましょう。

第2次選考:個人面接・集団討論・面接資料

第2次選考では個人面接のほか、集団討論、面接資料の作成が課されます。1次合格発表の翌日に第2次選考が実施されるため、1次の発表前から準備を進めておく必要があります。

個人面接

個人面接は複数回行われます。1回あたりの時間は長くはありませんが、出願書類の内容を中心にさまざまな観点から質問がされます。
また、当日作成する面接資料に記述した内容に関する質問もあります。

集団討論

数名で一組となって面接官から質問がされたり、提示されたテーマに関する討論が課されたりします。討論のテーマは毎年変わります。

面接資料

面接に先立って、面接資料の作成が課せられます。記述形式の質問が4つ出題されます。
質問内容は意見を求められるものから、英語和訳、数学的知識を問う問題などさまざまです。


華々しい活動実績の有無に関わらず幅広い生徒を受け入れている慶應志木高校の自己推薦入試は、中学時代に積極的に頑張ってきたことや、慶應志木高校でやりたいことがある、という方はぜひ挑戦したい入試です。

また、自己推薦入試を通じて自らの経験を振り返り、将来について真剣に考えることは、その先の有意義な高校生活にもつながっていきます。

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