早稲田実業学校高等部 2022年度推薦入試「採りたい人物像」
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この記事では早稲田実業学校高等部（以下、早実）が推薦入試でどのような人材を採ろうとしているのかについて考えます。これは出願書類を準備する上でも、面接の練習をする上でも重要な指針となるものですので、しっかりと早実の求めるイメージに想いを巡らせておきましょう。
募集要項での記載
早実の推薦入試の募集要項には以下のように書かれています。
・この推薦入試制度は、学業および文芸・芸術・スポーツ等で優秀な能力と実績を持つ生徒を対象とする制度です。
・本校では、この制度によって入学後もその学力と技能等を生かし、積極的に自己の全人格を成長させる意志のある生徒を発掘し、受け入れることを目的としています。また、上記のような多様な能力を持つ生徒を受け入れることに よって、より豊かで活力のある学校を創りたいと考えています。
記載から読み取る「採りたい人物像」
早実・推薦入試の募集要項には期待する人物像の表記が抽象的な表現に留められています。
しかし、活動実績について出願条件が事細かく決められていること、それを出願前に事前に確認する機会として「活動実績資格相談」を設けていること、出願書類もその競技・活動の中での能力の高さを見極めようとする箇所が多いことなどから、部活動で活躍することを通じて早実に様々な面で貢献することを期待していると考えるのが自然です。
では具体的には何を期待しているのでしょうか。
以前、早実の先生にお話を伺った際、以下のような趣旨のことをおっしゃっていました。内容は聞き手の解釈を経た上で書いていますので、伺った言葉をそのまま書いたものではありません。また、あくまでもお１人の先生のお考えかもしれませんし、これが早実の全てを表しているとは限りません。一つの視点と捉えてください。
「本校は文武両道をモットーとしており、一般入試で来てくれる学生とは違った能力を持った人を本入試制度で取りたいと考えている」
「本校はクラブ活動が盛んであるため、その中で活躍してくれることを期待するのはもとより、ある種の『エキスパート』として異なる価値観、生き方を有形無形の形で見せることで周囲に刺激を与えて貰うことを期待している。それぞれの分野の中で『上を目指している人』がいる、『上を目指すとはどのようなことか』ということを知って貰うことで、「勉強が出来る人」達に様々な刺激を与えて欲しい。ひいては、社会には自分とは異なる価値観を持っている人がいて、それぞれの分野で上を目指す人たちによって成り立っている、ということを知って欲しい」
このお話からは、早実・推薦入試でも、単に実績がすごいから採るということではなく、高い実績を勝ち取りさらに上を目指す人が醸し出す凄みを、他の生徒に様々な形で伝えて貰いたいということが期待されていることがうかがえます。
積み重ねた努力の上で栄えある活動実績を手にしたとしてもその結果に甘えることなく、早実が何を考えてこの入試を行っているかを考え、しっかりと書類・面接・作文を準備していただきたいと思います。
私達洋々では早実・推薦入試で求められるすべてをサポートする講座をご用意し、単なる「先生」ではない各界のプロフェッショナルが、マンツーマンで書類準備から面接までサポートをしております。
また、無料の個別相談も随時行っております。より本人の持ち味を活かした形でこの入試に臨みたいとお考えの方はぜひお問合せいただければと思います。
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