慶應義塾志木高校 2023年度自己推薦入試:2次選考(「面接資料」と個人面接)
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この記事では慶應義塾志木高校(以下、志木高)の自己推薦入試の「2次選考」について解説していきます。
秋も深まり、入学試験が現実味を帯びる感覚をお持ちかもしれません。そのような中で2次選考に向けたイメージを持つことで力を尽くした準備につながるのではないでしょうか。具体的な行動計画を立てるためにも内容を点検しておきましょう。
「面接資料」の存在
志木高のホームページで公開されている自己推薦入試の入試概要には、選考方法として以下のように書かれています。
選考方法
・第1次選考:書類選考
・第2次選考:面接(第1次選考の合格者)
しかし、募集要項にはもう少し詳しく説明がされています。募集要項には「面接」の前に、「面接資料の記入があります」とさらっと書いてあります。実際、過去の入試ではこの「面接資料」が個人面接における重要な材料となっていました。
時折、「面接資料」の配点はどの位なのでしょうかという質問を受けますが、残念ながら個々の選考科目ごとの配点は分かりません。
ただ一つ考えられるのは、選考はあくまでも「面接」となっていることから、「面接資料」はあくまでも面接の素材となるものであり、資料そのものに配点があるわけではないと考えています。もちろん、「面接資料」とその後の個人面接でのやり取りを合せて評価をされることになるはずですが、「面接資料」で何点、というような評価ではないと考えています。
自分を深く見つめることが重要
さらに、これは募集要項にも明確に書かれていませんが、これまでの志木高・自己推薦入試の「面接」では、集団と個人合わせて面接は4回行われてきました。集団面接は1グループ4-5人で、「グループ討論」と「集団面接」を合せた形のようなものが30分、個人面接は1対1、それぞれ10~15分のものが全部で3回行われてきました(集団面接についてはこちら)。
集団面接ではその場でお題を課されますが、個人面接の質問は、出願書類と当日課される面接資料を材料として行われます。いずれも一問一答形式のような表面的な面接ではなく、対話を通じて受験生の本質をあぶりだそうとするものになっていますので、付け焼刃の面接対策では歯が立ちません。自分を深く深く見つめることが重要です。
また、志木高に問い合わせても昨年まで面接がどのように行われていたかについては答えてくれません。高校が公表していない内容をこうしてお伝えすることに疑問を感じる方もいるかもしれません。
しかし、志木高・自己推薦入試を受験した人が身近にいる場合は集団面接の存在を知り、身近にいない場合は知らないというのはフェアではありません。私たち洋々は、情報を公平に知った上で受験生の皆さんがフェアに競うべきであると考えています。それが、志木高が正しくよりよい人材を選ぶ上でもプラスに働くとも考え、公表されていないことも含めて敢えてここに記述しました。
なお、あくまでも直近の試験までの形式ですので次年度も同じように行われるかは分からないということはいつも念頭に置いておいて頂ければと思います。
2次選考の準備は出してからでいいや、と軽く考えるのではなく、出願書類の準備から2次選考は始まっていると考え、しっかりと準備しましょう。
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