2023年度推薦型入試振り返り:早稲田大学本庄高等学院
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この記事では2023年度の推薦型入試において、早稲田大学本庄高等学院(以下、早大本庄)の「α選抜」について振り返ります。
春の気配が高まる中、これから中学卒業後の具体的な進路を考える皆さんにとっては準備をし始める時期になってきました。直近の推薦型入試の振り返りを通じて、どのような準備をしていくべきか。その素材を集め、ご自身と照らし合わせながら良き進路選択につなげていきましょう。
2023年度入試 振り返り
数字からの視点
まずは入試データに基づき数字の視点からお伝えします。
なお以下の数字は項目別に「出願者数→1次合格者数→最終合格者数 倍率」を示しています。
・2021年度
男子:113名→55名→45名 2.51倍
女子:174名→49名→31名 5.61倍
合計:287名→104名→76名 3.77倍
・2022年度
男子:96名→54名→48名 2.00倍
女子:161名→46名→33名 4.87倍
合計:257名→100名→81名 3.17倍
2023年度
男子:97名→56名→46名 2.10
女子:133名→46名→32名 4.15倍
合計:230名→102名→78名 2.94倍
早大本庄のα選抜は募集定員が男女別に設けられており、男子が約45名、女子が約30名です。
男子は前年度とほぼ同様の倍率であり、女子の倍率はやや低くなりましたが、依然として高い倍率となった2023年度入試でした。
入試形式について
各選考を振り返る前に入試形式を確認します。
・形式:1次選考は書類審査、2次選考は面接の形をとる2段階選抜
・出願(郵送)期間:2022年12月17日土曜日~2023年1月5日木曜日(必着)
・2次選考試験日:1月23日月曜日
※日程はいずれも2023年度入試のものです。
1次選考:書類審査からの視点
早大本庄の出願書類は複数ありますが、その中核をなすのが「活動記録報告書」であり、「<α選抜>志望理由書」です。
これらの書類を中心に、入学試験要項に記載されているα選抜の「趣旨」に照らし合わせて高校とのマッチング度合いを審査している印象です。
(α選抜の「趣旨」についてはこちらをご覧ください)
書類の中では、将来の展望や具体的な取り組み、中学校生活で得たこと等を自分なりの表現で説明することになります。それだけに、単に活動内容や発想を羅列する以上に自己分析や心のこもった将来像、綿密な計画が求められると考えられます。これらの点を意識して書類の作成ができると良いです。
2次選考:面接からの視点
1次選考の合格者が臨む面接ですが、志望理由や中学校での学び等を形式的に尋ねられるのではなく提出書類を元にして、多面的に質問がされる印象です。
一人当たりの時間は限られている中での面接ですが、面接官の先生の質問を的確に理解した上で自分の展望や大切にしている価値観などの「世界観」を十分に伝えられることが重要です。
2024年度入試に向けて
書類審査に関しては書面だけで自分自身を伝える必要があります。また面接も総合的な力を問う性質を持っており、提出書類の準備から入念な準備が求められると考えられます。
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