立教新座高等学校 学校説明会レポート2025
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6月初旬、立教新座高等学校(以下、立教新座)では学校説明会が開催されました。このレポートでは、説明会の様子をダイジェストでお伝えします。
説明会内容
校長挨拶
説明会の最初は校長先生からのご挨拶でした。
立教新座はキリスト教の思想をバックグラウンドに持っており、チャペルの鐘の音が響くなど雰囲気のあるキャンパスです。野球場、テニスコート、サッカー場、寺院、セントポールズ・フィールド(日本陸上競技連盟公認の陸上競技場)、図書館、その他の特別教室など、施設、設備が非常に充実していることも特徴です。
立教新座は中高一貫教育のもと、個性と多様性を大切にしており、それぞれの夢に向かって自由に、それぞれの生徒がやりたいことを尊重し合う学校です。そして、グローバルリーダーを育てようとしているとのことです。
学校の特徴と入試の概要
続いては副校長先生から学校の特徴と入試の概要についてのお話でした。
学校の特徴
立教新座が目指すことは「真理を探究する力」と「共に生きる力」です。そのための「3つのポイント」を大切にしています。
一つ目は「自由・自律」です。制服はありますが、私服も着用可能です。そして、やってみたいことがある生徒は全力でサポートします。
二つ目は「グローバル教育」です。短期間から1年間まで、様々な期間の留学プログラムを設けています。留学と言っても海外へ行くばかりではなくホストファミリーになることもできます。中には長期留学を私費でする生徒もいますが、留学中の成績は日本の立教新座の反映される仕組みになっています。
三つめは「リーダーシップ教育」です。カリスマ的先導力ではなく、全員が発揮する全員主役型のリーダーシップ醸成を目指しています。3年生になるとリーダーシップも学ぶ授業も登場します。
学校での学びの特徴は様々ありますが、90講座から選択する「自由選択科目」と「卒業研究論文」が中心です。
「自由選択科目」は90講座から3~5講座を選択し、教科の枠を越えた自分の学びを追究することができます。授業の空いている時間の有効活用ができますし、選ばないという選択も尊重されます。また、大学の授業を受けに行くこともできます。
そして、集大成となるのが「卒業研究論文」です。12000字以上の執筆が条件ですがそのテーマは自由です。「テーマをもって真理を探求する力」と「豊かで的確な日本語の能力」を高めることを目的としています。これらの取り組みを下地に自分自身で進路を選択することを立教新座は大切にしています。
卒業後の進路は立教大学に進学するのも他大学を受験するのも自由に選択できます。立教大学へ推薦を70~80%くらいの生徒が例年選択しています。推薦入学ですが仮に在校生の全員が希望したとしても推薦枠の総数だけで見れば余るくらいの規模が設けられています。
他大学進学クラスが存在し高2から選択することができます。1クラス40名編成であり、進路の最終決定は高3の11月中旬です。2025年度は1学年320人中60人が他大学受験を選択したということです。
なお、立教大学との連携プログラムでは、取得した単位を高校の単位としてのみならず、大学の単位として適用することができるようです。すなわち、大学の単位の先取りが可能となっている点も特徴的といえるでしょう。
入試の概要
2026年度入試概要ですが、募集人数・日程・合否判定方法について、前年度からの大きな変更点はないということです。
募集人数は推薦入試が約20名。一般入試が60名です。
推薦入試の合否の判定方法ですが、1次選考の書類審査では成績面と実績面を総合的に判断します。また2次選考は面接のみが行われ受験者1名ずつの個別面接の形式です。
学校の特徴と入試の概要
続いてはに二年生担任の先生の司会進行のもと、生徒の方からのお話がありました。実際の高校生活、また、高校の行事についてや、立教大学との連携を活かした課外活動プログラムなどについてお話しされていました。
その後は保護者の方を中心とした質疑応答の時間となりました。「大学進学の内部進学の場合の学部学科の選択については、卒論、平常点、学校生活をまとめた推薦ポイントが重要になってくる」「部活体験は随時受け入れをしている」「登校時のスクールバス(無料)の混雑状況」「学食の利用状況」といった話題が挙がりました。
所感と2025年度推薦入試に向けて
所感
それぞれの夢に向かって自由に、それぞれの生徒がやりたいことを尊重し合う学校であることが伝わってくる説明会でした。その具体的なカリキュラムとして90にも及ぶ自由選択科目が用意され、卒業論文執筆という大きな関門を超えることで「やりたいこと」が一層明確になる仕組みが設けられるなど、一貫した姿勢が穏やかにたたえられている印象です。
2026年度推薦入試に向けて
立教新座は1次選考、2次選考を経て最終合格の決まる2段階選抜の形式を取っています。そのそれぞれを見ていきましょう。
1次選考
書類審査からの視点
立教新座の出願書類は複数ありますが、その中核をなすのが「志望理由書」です。
分量はA4版1枚です。
質問は3つあり、
「本校への志望理由を具体的に記してください。」、
「中学校3年間で特に印象に残ったことについて、具体的に記してください。」、
「本校入学後に取り組みたい事柄について、学業面及び課外活動において具体的に記入してください。」
という内容です。
出願資格で課外活動・学外活動の実績を問われていることから、活動に関する記述は特に丁寧に行う必要があります。
2次選考
面接からの視点
志望理由書、活動報告書を中心に質問がされます。
課外活動については収めてきた実績を出すまでの過程について詳しく問われます。
また高校入学後の展望については、活動について、勉強についてそれぞれ問われています。
さらにはそれぞれの回答に対して、質問が続けられることがあります。
出願書類では自分が取り組んできた活動から見出したことや将来の展望について余すことなく、密度を高く記していくことが求められます。
また面接も総合的な力を問う性質を持っており、提出書類の準備から入念な準備が求められると考えられます。
受験生が自分自身を振り返り、他人と比べることなく魅力や価値観を探し出し言葉に置き換える―この過程を経ることで、充実した準備と自然体での面接試験の受験ができるようになるのではないでしょうか。
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