早稲田大学高等学院の自己推薦入試への期待の大きさ
こんばんは。洋々のテリーです。
今日も首都圏は雲一つない快晴、小春日和で気持ちよかったですね。
さて、先日に続き今日も早高院の自己推薦入試についての解説です。
昨日の記事でも少し触れましたが、早慶の附属・係属高の中で、早高院は最も多い100名を推薦型入試で募集しています。中学部創設による内部進学者受け入れのために2012年度から募集人員は半減していますが、早慶の附属・係属高の中で3桁の入学者を推薦型入試で受け入れているのは早高院だけです。
これは早高院が自己推薦入試に非常に大きな期待を寄せていることの表れでしょう。早高院の一般入試の募集枠が帰国生含めて260名、中学部からの内部進学者が120名ですので、早高院は入学者の20%以上を自己推薦入試で採っていることになります。早高院のライバル、慶応の「本流」である塾高は、推薦入試での募集枠の入学者の比率は5%程度であることを考えると、早高院の推薦型入試への期待の大きさが見て取れます。
<推薦型入試による入学者の全体に占める比率の比較:早高院vs塾高>
●早高院
自己推薦枠 100名
一般入試募集枠 260名
内部進学者 120名
学年合計: 約480名
入学者に占める自己推薦入試の募集枠の比率:21%
●塾高
推薦入試枠 40名
一般入試募集枠 330名
内部進学者 370名
学年合計 約740名
入学者に占める推薦入試の募集枠の比率:5%
一方で、選考は非常に手間をかけて受験生の特性を多面的に見るものになっています。出願書類のボリュームは非常に多く、また面接も受験者全員を複数の面接官が1人ずつ30分かけて実施します。ここにも早高院の自己推薦入試への期待が表れています。
出願条件に高い評定を確保してはいますが、単に勉強ができるだけの人や、スポーツや文化活動で高い実績を持っているだけではこの入試では評価されません。実際私たちの経験からも、早高院の自己推薦入試は、早慶の附属・係属高の推薦型入試の中でも、もっとも実績ではない人間性を多面的に評価する入試という印象があります。即ち、徹底的に内省を繰り返し、準備をした人が合格に近づける入試であるとも言えます。
明日以降、具体的な選考プロセスについて見ていきます。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。