慶應義塾高校・推薦入試2018の全体像
おはようございます!今日は曇天模様ですが、張り切って参りましょう!洋々テリーです。
今日は慶應義塾高校(塾高)の推薦入試の概要から見ていきます。
塾高は、早慶附属・係属高の推薦型入試の中でも、例年男子にとっては慶應志木高と並んで最も倍率が高い入試のひとつです。以下に、2018年度の塾高の推薦入試の全体像を整理しました。
名称:推薦入試
方式:二段階選抜
募集人員:男子40名
出願資格:
・現中3、及び海外の中学校を卒業した現高1相当の人(国内の高校に在籍経験ある人は除く)
・第一志望
・学校長の推薦を受けたもの
・第3学年1学期・2学期の9教科の成績合計が5段階評価で38以上
-ただし、海外の現地中学校を修了した人はこの限りではない
・運動・文化芸術活動などにおいて、顕著な活動をした者
校長推薦:必要
選考科目:出願書類、集団討論、作文、個人面接
倍率(2017年度):2.5倍(1次倍率1.7倍、2次倍率1.5倍)
塾高の推薦入試の倍率は2016年度までは3倍程度推移していましたが、昨年は2.5倍と、3倍を下回りました。求められる出願資格は校長先生の推薦が条件となっていることを除けば比較的緩いものであること、募集人員が40名と少なめであることに加え、「慶應義塾の本流」としてのブランド力、全国でも指折りの部活動の盛んさ、など塾高の持つ様々な魅力が多くの受験生を惹きつけてきましたが、早大学院が出願要件を緩和したことも手伝ってか、私の覚えている限り初めて早大学院を下回りました。が、説明会の人出から考えると、大学入試改革を見据えて高大一貫校を選好する動きは、この塾高・推薦入試にも少なからず影響を与えると考えてよいでしょう。
塾高・推薦入試は書類選考で絞り込む二段階選抜の形式をとっています。ですので、まずは書類選考に通過できるか、という点が最大の焦点になります。塾高・推薦入試の出願書類は、同じ慶應義塾でも志木高のそれと比べると受験生本人による記述欄が少ないことから、志木高よりも「実績」の評価のウェイトが高いことが想定されます。実際、幾度となく甲子園に出場している野球部を始め、多くの部活動が全国大会に出場していることもあって、中学時代にスポーツや文化活動に非常に高いレベルで打ち込んできた人が、全国から集まってくる激戦となります。
しかし、この推薦入試は実績だけで決まるわけではありません。実績が見劣りすると思う人は、どうしたら実績を持つ人より抜きんでることができるかをしっかり考えましょう。また実績がある人も、「野球がしたい」「サッカーがしたい」ということだけではなく、しっかりと塾高に行かなければならない理由を考えましょう。塾高は野球選手やサッカー選手を採りたいと考えているわけではありませんから。
今週土曜日には、塾高最後の説明会が行われます。まだ参加していない方は出来るだけ参加するようにしましょう。また、洋々では、11/25(土)まで、塾高・推薦入試の受験をお考えの皆さんを対象として、「塾高・個別相談ウィーク」を開催しています。完全予約制となっていますので、ご希望の方はお早めにご連絡下さい(03-6433-5130、you2_info@you2.jp)。
洋々ではプロフェッショナルによる無料の個別相談を承っております。
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人の成長を支援する「洋々」GM。経営コンサルティング会社A. T. Kearneyにて、Managerとして金融機関を中心に数多くのコンサルティングを手掛ける。また、採用担当者として多くの面接を行うと共に、コンサルタント向け研修プログラムの作成、実施にも深く関わる。金融専門誌への執筆多数。慶應義塾大学経済学部卒。ミシガン大学ビジネススクール・MBA Essential program修了。