早慶附属・係属高の推薦型入試2018:「推薦」の意味

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その言動が物議を醸すこともあるフィリピンのドゥテルテ大統領の来日中に、渋谷スクランブル交差点に大量発生したお化けも大過なくやり過ごした警察の方々には、本当に頭が下がります。今週末のトランプ大統領の来日も、滞りなく行われることを願っています。
おはようございます。洋々のテリーです。

ようやく変わりつつある印象もありますが、いまだに推薦入試を正しく理解されていない方もいらっしゃいます。今回は、誤解されていることの多い「推薦」という言葉の意味について書きたいと思います。

まず、ここで扱う「推薦型入試」は大学受験で多く見られる学校ごとに入学枠が設定された「指定校推薦」とは異なります。「指定校推薦」の場合は、中学校内での選抜で選ばれ、校長推薦が得られればほぼ合格する、というものですが、早慶の「推薦入試」では、校長推薦は出願要件の一つにすぎません。この点が指定校推薦と決定的に違う点です。

さらに早慶附属・係属高校の推薦型入試には大きく言って、中学校の校長先生の推薦状を求められる「推薦入試」と自分で自分を推薦する(すなわち、校長先生の推薦状は不要)「自己推薦入試」があります。以下に、早慶高校の推薦型入試はそれぞれどちらに分類されるかを整理しました。

●推薦入試(校長推薦必要):慶應義塾高、慶應女子高、早稲田実業
●自己推薦入試(校長推薦不要):早大学院、早大本庄(α選抜、I選抜)、慶應志木高、慶應湘南藤沢高等部(全国枠)

ただし校長推薦のいらない自己推薦入試であっても、早稲田本庄のように活動実績に校長印を求められたり、「調査書」など学校に作ってもらわなければならなかったりする書類は必ずありますので、出願することを決めたら、よく中学校の先生とコミュニケーションをとることが重要です。

「校長先生の推薦があるとほぼ合格」「学校で1名しか推薦を得られないから自分には無理」というイメージをお持ちの方もまだ多いようです。が、早慶の附属・係属高の推薦入試は校長推薦を貰ってからが本当の勝負です。また、慶應女子高のように特段に断りがない限りは同じ学校から何人でも校長の推薦を出すことが認められています。さらに上述の通り、早大学院、早大本庄、慶應志木、慶應湘南藤沢の推薦型入試は校長推薦すら求められません。

入試の名称のイメージで判断するのではなく、制度をよく確認して、チャンスを見逃さないようにしましょう。


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