早稲田大学高等学院・自己推薦入試2017の全体像

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こんにちは。洋々のテリーです。
今日は昨日までと打って変わっていいお天気。この位の日和が気持ちいいですね。

さて、今日は学校ごとの制度の概要を解説したいと思います。第一弾は、早慶附属・係属高の中でも、もっとも数多く推薦型入試の募集枠を持つ早稲田大学高等学院(早高院)の自己推薦入試です。全体像を以下に整理しました。

名称:自己推薦入試
方式:一段階選抜
募集人員:男子100名
出願資格:
・現中3
・第一志望、合格した場合は入学を確約できる者
・中学校3年次の第2学期の学期成績が40以上
・3年間の欠席合計30日以内
校長推薦:不要
選考科目:出願書類、面接
倍率(2016年度):1.32倍

早高院の自己推薦入試は、出願した人が全員面接を受けることができる「一段階選抜」の入試となっています。また、試験日に課される筆記試験もありません。条件として課される成績要件は男子が受験できる早慶附属校の推薦型入試の中で最も高く設定されているものの、形式要件や学力で選抜するのではなく、より人物を多面的に評価したい、との姿勢が見て取れます。

2017年度入試から、出願時の成績要件が緩和されました。2016年度までは、「中学校3年次の第2学期の学期成績に加え、中学校2年次の学年成績も40以上であることが必要、という非常に「難解な」条件になっていましたが、先祖返りしました。これまで学校の成績で届かなかった人も、最後の成績で逆転できるようになったこともあり、早高院に強く惹かれている皆さんは、ぜひ最後の期末テストも頑張って頂きたいと思います。

なお、2014年度入試から「合格した場合は入学を確約できる者」という文言が「第一志望であること」に加えられています。本来推薦型入試は、第一志望の学校に限って受験するというのが大原則ですが、中学校の理解を得られた場合は早高院と塾高・志木高を併願することが可能です。また早高院の面接日が1日になり、しかも塾高・志木高の2次選考の日と別の日になったことによって、早高院と塾高や志木高の推薦型入試の両方を最終選考まで受けられるようになり、実際に両方の合格を獲得する受験生もいました。しかし、塾高は校長推薦を必要とする「推薦入試」のため、早高院と塾高両方に合格した人は、おそらくほぼ全員が塾高を選ぶことになっていたと思われます(裏を返せば、早高院は蹴られることになります)。この変更は、他校(特に塾高)に流れてしまうことを抑止する意図もあったのかもしれません。実際、2014年度以降、それまで2倍程度あった倍率が、1倍台中盤にまで下がっているのもその表れにも見えます。2017年度の出願要件緩和が、この倍率にどのように影響するのか、注視したいと思います。

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