【上智大学】2021年度以降の一般入試変更点まとめ
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2021年度大学入試改革に伴い、上智大学でも一般入試でこれまでの制度を一新すると発表がありました。主な変更点についてまとめました。
一般入試が3つの方式に分かれる
新制度の一般入試は、
【1】TEAPスコア利用型(全学統一日程入試)
【2】学部学科試験・共通テスト併用型
【3】共通テスト利用型
の3つの方式で実施されます。
各方式の選考内容は以下になります。(クリックで拡大できます)
※1.文学部英文学科、外国語学部英語学科の選択言語は英語のみとし、ドイツ語・フランス語の大学入学共通テスト科目、および、外部検定試験結果は利用できません。
※2.外国語外部検定試験結果の提出は基本的に不要とします。ただし、CEFRレベルB2以上の検定試験結果を提出した場合、共通テストの外国語において、みなし得点として利用可能です。
※3.神学部神学科、総合人間科学部心理学科・看護学科では、全方式で面接試験を実施します。2段階での選抜とし、第1次試験合格者のみ第2次試験として面接を行い、最終合否判定を行います。
それぞれの特徴をまとめると、
【1】TEAPスコア利用型(全学統一日程入試)
事前に受験したTEAPまたはTEAP CBTのスコアと、大学独自の教科・科目試験の結果で、総合的に合否判定を行う選抜方式。これまでの「TEAP利用型」にあたる形式で、強いて言えば3方式のなかでこれまでの一般選抜に最も近い形式。
【2】学部学科試験・共通テスト併用型
大学入学共通テスト(任意提出した外国語外部検定試験結果を含む)と、大学独自の学部学科試験の結果で、総合的に合否判定を行う選抜方式。学部学科試験は学部学科ごとの特色が強く、公募推薦入試の「学科ごとの個別テスト」に近い内容が予想される。
【3】共通テスト利用型
大学独自試験は行わず、大学入学共通テストのみで合否判定を行う選抜方式。
といえます。
外国語外部検定試験結果の利用方法は方式ごとに異なる
「TEAPスコア利用型」では名称のとおり、TEAPまたはTEAP CBTスコアの提出が必須であり、英語の得点として利用します。大学独自の英語試験は実施されません。
一方で、「学部学科試験・共通テスト併用型」では外国語外部検定試験結果の提出は任意となっています。ただし、提出できるのはCEFRレベルでA2以上の外国語外部検定試験結果となります。
結果はCEFRレベルごとに得点化し、大学入学共通テストの外国語の得点に加点されます(加点後の得点は大学入学共通テストの外国語の満点を上限とする)。そのため、該当する検定試験の結果を持っている場合は提出しておく方が良いでしょう。
また 「共通テスト利用型」では外国語外部検定試験結果の提出は基本的に不要ですが、CEFRレベルB2以上の外国語外部検定試験結果を提出した場合は、大学入学共通テストの外国語において、みなし得点として利用可能です。こちらは大学入学共通テストの外国語テストに加算されるのではなく、置き換えるかたちになります。
合否判定には、大学入学共通テストの外国語の得点とみなし得点のうち、得点が高い方が採用されます。
一般選抜(学部学科試験・共通テスト併用型、共通テスト利用型)で利用できる外国語外部検定試験とCEFRレベルは以下のとおりです。(クリックで拡大できます)
<TEAPについての記事はこちら>
■「大学の学び」に近い英語力を―英語4技能試験「TEAP」とは?【大学入試改革特集】
■ 問われるのはずばり「国語力」―英語外部試験TEAPの攻略法【大学入試改革特集】
記述式を含む問題が出題される
【2】学部学科試験・共通テスト併用型において記述式問題が出題されます。文章理解力、論理的思考力、表現力など思考力を問う出題により、総合的な学力到達度を測定するとのことです。
「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験、資格・検定等の提出が必須に
Web出願時に高校生活において主体的に取り組んだ活動の成果や、留学・海外経験、取得した資格・検定などについて提出が必須になります。
ただし、得点化はせず、入学後の学生指導、高大連携に資するための参考資料として活用されるとのことです。
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