【慶應法FIT入試A方式】2022 年度以降の入試変更点が発表 グループ討論が廃止に
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2022年度入試(2022年4月入学)以降の慶應義塾大学法学部FIT入試A方式について以下の2点の変更が発表されました。
出願資格の例として、「外国語の成果」が追加
A方式の出願資格の一部である「学業を含めたさまざまな活動に取り組み、次に例示するような優れた実績を挙げた者」の例示に下記の赤字(下線)部分が追加されました。
<新出願資格(一部抜粋)>
▼ 学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、次に例示するような優れた実績をあげた者。
・日本語以外のさまざまな外国語の学習に熱心に取り組み、かつその成果を検定試験などで証明できる者。
・文化・芸術・技芸・運動等の分野において優れた成績や成果を残したことが証明できる者。
・学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し、そのことが何らかの形で証明できる者。
・ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い、その実績を示せる者。
・国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み、その実績を示せる者。
・入試科目に限らない全般的な学業分野で極めて優秀な成績を収めたことを示せる者。
・その他の分野で、自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明できる者。
これまでも語学力についてアピールすることも可能でしたが、今回の変更により、より明示的に語学力を評価する方針が打ち出される形となりました。
これは2022年度以降の法学部一般入試ではこれまで外国語科目として選択できたドイツ語・フランス語が廃止されるため、その代わりとなるという背景もあるようです。
外国語学習の成果を証明する書類として、
・各種検定試験の結果
・外国語のスピーチコンテストなどに出場した実績
が評価の対象となり、また、複数の言語について、学習の成果を証明する書類を提出することができるとのことです。
グループ討論廃止、口頭試問へ
これまでA方式の2次選考で実施されてきたグループ討論が、口頭試問に変更されます。
口頭試問の実施概要については以下の通りです。
受験生一人ずつ順番に個室で実施します。出願資格としても求めている、あなたが積極的に取り組んだ学業を含めたさまざまな活動について表現豊かにアピールして頂くだけではなく、志願する学科にふさわしい素養の有無を総合的に考査します。
これまでのA方式の2次選考にはいわゆる個人面接はなく、「2分間の自己アピール」がそれに準ずるものとして実施されてきました。
今回の変更でこれまで取り組んできた活動についてや、志望動機などより個人に焦点をあてて評価をする方向性となっていくようです。
グループ討論はFIT入試A方式における象徴的な試験科目として実施されてきたため、大きな変更と言えます。
なお、論述試験についてはこれまで通り実施されます。
B方式の2次選考の試験内容と近くなるため、併願する場合の準備は取り組みやすくなりそうです。
■ 参考資料:「2022 年度法学部 FIT 入試(A 方式)における変更点について」
https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/docs/20200319_lawfit.pdf
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