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洋々LABO > 学科試験 > 小論文 > 【小論文入門編】小論文の力を強化する推薦図書3選

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小論文は、多くのAO・推薦入試で課される入試科目です。しかし学校で小論文の書き方を学べる機会は少なく、対策に悩む受験生も多いのではないでしょうか。

小論文で合格ラインを確保するためには、細かな専門知識や高度な教養を身につけるよりも、自分の考えを分かりやすく伝え、読み手を納得させる力を培うことが重要です。本記事では、初心者が土台を固め、ワンランク上へとステップアップするための入門書を紹介します。

『日本語の作文技術』:小論文の「書き方の作法」を学ぶ


本書の特長は、「読み手にとって分かりやすい伝え方」という視点から文章技術を紹介している点です。「読み手にとって分かりやすい」とは、すなわち、読み手に誤読されるリスクが低いということ。誤読のリスクを徹底して下げるための文章の書き方が、豊富な具体例とともに示されています。

タイトルには「作文技術」と冠されていますが、本文では作文に必要とされる巧みな表現技巧や構成の手法には一切触れられていません。作文と小論文はしばしば混同されますが、「考えを的確に伝えることのできる=小論文として価値の高い」文章とはどのような文章であるかを知り実践するうえで、最適な書籍であると言えるでしょう。初版が40年以上前の本ではありますが、いまだにベストセラーとして多くの人々に読まれ続けています。

ロンリのちから:「論理」のないところに小論文なし


文と文をつなぐ「論理」は、小論文に説得力を持たせるうえで必要不可欠。本書は、接続表現や否定表現の使い方など、論理を使いこなすための基礎がコンパクトにまとめられています。

本書は高校の演劇部を舞台にした一章ずつのストーリー仕立てであるため、論理特有の「とっつきにくさ」を感じずに読み進めることができるでしょう。ケーススタディとともに論理を使うポイントが紹介されており、日頃から論理性や説得力を鍛えたい人にはうってつけの一冊です。

一方で、内容には一部精密さが欠ける部分も。一定レベルの小論文の力を身につけてから読むと、本文内の論理の粗がいくつか見えてくるかもしれません。自身の小論文力の成長度合いを測るという意味合いでも、複数回通読すると良いでしょう。

また、本書は論理学の大家として名高い野矢茂樹氏の監修によるものですが、内容は論理学とは全く異なります。あくまでも「自分の意見に説得力を持たせる方法を学ぶ」という位置付けでの活用が適切です。

新入試評論文読解のキーワード300:語彙の理解が思考力を強化する


課題文を読んで自分の意見を述べるといった形式の、いわゆる文章読解型小論文においては、文章中に出てくるキーワードを正しく理解することが重要です。本書は、入試現代文に頻出するキーワードをただ解説しているだけでなく、キーワード同士を関連させながら、体系の中で言葉を位置づけている点がポイント。ある言葉とそれにまつわる概念が包括的に理解しやすいよう工夫されています。

人は言葉を用いてものを考える以上、語彙力が思考力を決めると言っても過言ではありません。抽象度の高い語彙を体系的に理解して使いこなせるようになれば、思考のレベルも上がります。そのため、現代文を読むためだけでなく、小論文を書くうえでの思考力を強化するためにも本書は有用です。しかし、実際に小論文を書く際はあえて難しい言葉を用いる必要はなく、なるべく平易な表現で伝えるよう意識しましょう。

おわりに

入試は、その受験生が大学で専門性の高い内容を学ぶための土台を備えているかを測るものです。小論文で合格するには、専門的な知識よりもずっと手前の、根本的な思考力や表現力が重要となることを忘れないようにしましょう。こうした力は、一度小論文の基本を理解してしまえば、後は勉強だけではなく日常的なコミュニケーションや読書などを通しても自然と伸ばしていくことができるはずです。

また小論文に限らず、どのような科目にも、「絶対の参考書」は存在しません。自分にとって最も使い勝手の良い参考書が最良の参考書です。本記事で紹介した書籍がピンとこない場合は無理に取り入れる必要はありませんので、類書も参照しながら自分のベストパートナーを見つけてください。

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