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洋々LABO > 大学別情報 > 慶應義塾大学 > 【口頭試問あり】2022年度慶應法学部FIT入試A方式の解説

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慶應義塾大学法学部では、FIT入試と呼ばれる総合型選抜が行われます。評定平均の要件が課されないA方式と、課されるB方式の2種類があり、それぞれ試験内容も異なります。

本記事では、2022年度のFIT入試A方式の概要を紹介します。また、A方式では前年までのグループ討論に替わり、今年度の入試から口頭試問が導入されました。今年度の試験を実際に受験した受験生からの報告をもとに、口頭試問についても紹介します。

FIT入試A方式の出願要件と試験概要

出願要件

  • 現役/既卒は問わない
  • 学業を含めた様々な活動に積極的に取り組み、優れた成果を挙げたこと
    (例)
    - さまざまな外国語の学習に取り組み、検定などでその成果を証明できる
    - 文化・芸術・技能・スポーツなどにおいて優れた成績や成果を残した
    - 学外活動や課外活動でリーダーシップを発揮し、そのことが照明できる
    など(その他の活動の例は要項の5ページを参照)

試験概要

書類選考(一次試験)と、一次試験通過者のみ受験できる二次試験の二段階選抜で実施されます。

主な出願書類

  • 志願者調書
    以下の4つの質問に各300字程度で回答する。
  1. 中学校卒業時のあなたと現在のあなたを比較してその間の「人間的成長」がどのようなものであったか記してください。
  2. あなたの物の見方や考え方に大きな影響を及ぼした事柄(書物を含む)について説明してください。
  3. あなたが今もっとも関心を抱いている事柄は何ですか。その事柄とこれまでどう取り組んできたか、また今後 どう取り組もうとしているか記してください。
  4. あなたが慶應義塾大学法学部の法律学科または政治学科という場に期待していることはどのようなことですか。
  • 志望理由書
    慶應義塾大学法学部を志望した理由,および入学したら何を,どのように学び,また自分の夢をどう実現したいかを2000字以内で記述する。
  • 自己推薦書
    Ⅰ:中学校卒業後から出願に至るまでの期間の特記すべき活動内容を具体的に報告する
    Ⅱ:た自己推薦書〔Ⅰ〕の活動報告にのっとり,自分がいかに魅力的な人物であるのか、与えられたスペースの枠内で自由に表現する。

各書類の書き方は以下の記事を参考にしてください。

【慶應法FIT入試】志願者調書の書き方のポイント
【慶應法FIT入試】自己推薦書と志望理由書の書き方

二次試験

  • 論述試験(計95分):教員による模擬講義(50分)ののち、講義の内容に関して論述試験(45分)を実施。
  • 口頭試問(約17分、うち自己アピール2分):複数の教員と1名の受験生で与えられたテーマについて質疑応答を行う。

二次試験の詳細

2022年度入試の受験者からの報告をもとに、論述試験と口頭試問について紹介します。

論述試験

例年通り、模擬講義50分・論述試験45分の構成。講義時には、引用文やグラフなどが記載された資料が配られたようです。
今年度の講義は「多様性」について。SDGsのゴールや、海外における差別の歴史・事例など例として取り上げつつ、「多様性」という言葉を軸にした論述問題が課されました。

口頭試問

要項に記載されている通り、口頭試問は、複数の試験官に対して受験生1名で行われます。
グループ討論と同じようにテーマが一つ与えられそれについて試験官と受験生で議論する形になっています。テーマは学科により異なり、今年度は「夫婦別姓」「医師による自殺幇助」といったテーマが出題されたようです。テーマに対する賛成/反対とその理由や、現状の情勢と絡めた質問がなされています。

口頭試問の対策について

今年度から新たに導入された口頭試問ですが、評価のポイントは前年度まで実施されていたグループ討論と大きく変わらないと推測されます。与えられたテーマと問いに対し、その場で賛成/反対を意見として組み立てるだけでなく、そこからさらに考えを深めて質問に答える力や、根拠とともにそれを相手にわかりやすく伝える力などが総合的に問われている印象です。

また、口頭試問の前に行われる2分間の自己アピールは、時間を測って実施されるため、2分以内で伝えきれるように構成を考えておきましょう。2分は意外と短いため、情報を詰め込み過ぎるよりも、最もアピールしたいポイントを絞り、丁寧にそれを説明するほうが、自分の強みを十分に相手に伝えられる確度が高まります。
どのような自己アピールをするにせよ、事前に「喋る」練習は不可欠です。繰り返し練習をしておくとよいでしょう。

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