青山学院大学文学部史学科自己推薦入試の傾向と対策
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青山学院大学文学部史学科は、日本史、西洋史、東洋史、考古学の4つのコースが設置されています。日本や欧米(イギリス、フランス、ドイツ、アメリカなど)のほか、中国、インド・イスラム、東南アジアと幅広く、史学科のなかでは多彩な教授陣を擁することが特徴です。以下、青山学院大学文学部史学科の入試概要と傾向・対策を紹介します。
入試概要
出願資格
次のいずれかに該当する者
(1)「全体の学習成績の状況」が4.0以上
(2)「全体の学習成績の状況」が3.8以上、かつ「世界史B」または「日本史B」の「学習成績の状況」が4.5以上
※日本にある外国人学校(インターナショナルスクール等)を卒業見込みの者、「高等学校卒業程度認定試験」合格者は含まない
入試日程
(参考)2022年度入試情報第一次審査
出願締切: 2021年10月7日(郵送必着)
第一次発表:2021年11月12日
二次選考:2021年11月23日
合格発表:2021年12月7日
募集人数
約15名
出願書類
・志望動機・理由書1200字以内
・入学者選抜課題2000字以内
志望動機・理由書では、志望理由・入学後の学習計画・目標等を記載するよう指示があります。志望動機を考えるうえで、高校生活をどう過ごしたか、どのような価値観を有するか、将来の青写真はどう描くか?それを実現するために大学で何を学ぶか?その学び舎が、なぜ青山学院大学文学部史学科なのか?という世界観を構築することが必要不可欠です。
以下、過去5年の「入学者選抜課題課題」一覧です。毎年異なるテーマが課されますが、18年と19年のように全く同じテーマが出題される年もあります。
2022年度: 現在、世界中で感染症が大きな問題となっていますが、感染症流行はこれまでもさまざまな時代や地域で人類が体験した出来事でした。ここでは、日本または世界において、歴史の中における感染症(疫病)の事例を一つないし複数取りあげ、その具体的な実態を紹介するとともに、それが当時の地域・社会に与えた影響を説明しなさい。
2021年度:今年、全世界・日本国内で起こったことを後世に記録として残すとしたら、あなたはどのような内容の情報を、どのような媒体・形式で収集し、保存しますか。既存の史資料の例を引きながら説明しなさい。
2020年度: 人類史上には、様々な時代の変わり目・時代の節目が存在します。あなたが注目する「時代の節目」を一つ取り上げ、なぜその節目に注目するかを、その内容、経緯、歴史的影響などに基づき論じなさい。
2019年度: あなたが歴史上重要であると考える戦争・戦いを一つ選び、それが起きた経緯、展開、歴史的影響についてまとめた上で、重要であると考える理由を論じなさい。
2018年度:あなたが歴史上重要であると考える戦争・戦いを一つ選び、それが起きた経緯、展開、歴史的影響についてまとめた上で、重要であると考える理由を論じなさい。
二次選考
一次選考通過者を対象に、筆記試験(歴史分野の学力を問う論述/90分)および面接が課されます。面接では「志望動機・理由書」「入学者選抜課題」を中心に、出願書類の内容に関する質問がなされますが、出願書類に記した内容以上の事柄を回答することが求められます。書類作成の段階から自分の考えを深め、それらを言語化することが必要です。
筆記試験では、例年4題(日本史2題、世界史2題)の出題から1題を選び、回答します。具体的に、日本史の出題範囲を見ていきましょう。
2021年度:古代の東北地方における冊封体制、上知令<史料解釈>
2020年度:楽市楽座<史料解釈>、サンフランシスコ講和
中世を除いて古代から近代まで万遍なく出題されますが、内容は基礎レベルで山川の教科書・用語集・資料集で十分に対策できます。出題形式は史料解釈と絵・地図問題から1題を選び、400~600字で回答します。90分で1題を完答すれば良いので、余裕を持って答案作成ができます。
論述問題で大切なことは、出来事の因果関係を押さえることです。歴史の前後には、必ず因果関係があり、いくつもの出来事の積み重ねによって形づくられているからです。その出来事から、なぜそれが起きたのか、その理由や関係性を考えることから始めてください。一問一答のような単なる暗記ではなく、大局的に捉えることを意識しなければなりません。歴史の大きな流れの中で時代の本質を掴み、出来事の背景に対する理解を深めるよう心掛けてください。
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